マックス・ゼーブルク

マックス・ゼーブルク（Max Seeburg、1884年9月19日 - 1972年1月24日）は、ドイツ・ライプツィヒ出身の元サッカー選手で、ポジションは右サイドバックでした。彼は、イングランドでプレーした初のヨーロッパ大陸出身選手の一人として知られています。

生い立ちと初期のキャリア

1884年にライプツィヒで生まれたゼーブルクは、幼少期の2歳の時に家族とともにイギリスのロンドンへ移住しました。その後、彼はプロサッカー選手としての道を歩み始めます。

プロサッカー選手として

1906年、ゼーブルクは当時2部に所属していたチェルシーFCに加入しますが、残念ながら出場機会を得ることはできませんでした。その後、彼は同じく2部リーグのトッテナム・ホットスパーFCへ移籍しますが、ここでも出場はわずか1試合にとどまりました。

その後、アマチュアクラブのレイトンで1シーズンを過ごした後、再び2部の舞台へ戻り、バーンリーFCとグリムズビー・タウンFCでそれぞれ1シーズンずつプレーしました。翌年には、再びアマチュアクラブであるレディングFCでプレーし、現役を引退しました。

引退後

現役引退後、ゼーブルクはレディングでパブを経営していました。しかし、1914年に第一次世界大戦が勃発すると、ドイツ出身であった彼は数週間後に逮捕され、ニューベリーの収容所へ送られることになります。しかし、サッカー選手としての彼の名声とレディングとの深い縁故が考慮されたためか、彼はわずか一週間後に釈放されました。

釈放後、ゼーブルクはさらに多くのパブを経営し、美食にも深く傾倒していきました。1923年には一女をもうけています。

その後

1972年に亡くなるまで、彼はレディングFCの試合を何度も観戦に訪れていたと伝えられています。マックス・ゼーブルクは、サッカー選手としてのキャリアだけでなく、その後の人生においても多様な経験をした人物でした。

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