マッティア・デ・シリオとは？意味をやさしく解説

マッティア・デ・シリオは、1992年 10月20日にイタリア・ミラノで生まれたプロサッカー選手です。主にディフェンダーとしてプレーし、現在はセリエAのエンポリFCに所属しています。また、イタリア代表としても活躍しています。

クラブでのキャリア

デ・シリオは10歳の時にACミランの下部組織に入団し、ユース年代で着実に成長を遂げました。2009-10シーズンには、プリマヴェーラ（U-20相当）のコッパ・イタリアで優勝を経験し、各年代のイタリア代表にも選出されました。

2011-12シーズンには、マッシミリアーノ・アッレグリ監督の下でトップチームに登録され、2011年9月28日のUEFAチャンピオンズリーグ・FCヴィクトリア・プルゼニ戦でプロデビューを果たしました。その後、2012年4月にはACキエーヴォ・ヴェローナ戦でセリエAデビューも飾りました。

2012-13シーズンからは、かつてミランで右サイドバックとして活躍したマウロ・タソッティやカフーが着けていた背番号2番を受け継ぎました。それ以降、レギュラークラスのサイドバックとしてコンスタントに出場機会を得て、チームの守備を支えました。

しかし、2015年5月3日のナポリ戦では、ペナルティーエリア内でマレク・ハムシークを倒してしまい、開始わずか43秒で退場処分を受けました。この記録は、1999年12月12日に記録された開始50秒での退場記録を更新するセリエA最速退場記録となりました。

2017年7月20日、デ・シリオはユヴェントスFCへ移籍しました。移籍金は1200万ユーロ+ボーナス50万ユーロと発表され、契約期間は2022年までとなりました。ユヴェントスでも背番号はミラン時代と同じ2番を選びました。

2020年10月5日には、オリンピック・リヨンへレンタル移籍を経験しました。その後、2022年6月16日にはユヴェントスとの契約を2025年6月30日まで延長しました。しかし、2024年8月29日にはエンポリFCへの1年間のレンタル移籍が決定しました。

代表でのキャリア

デ・シリオは、U-19、U-20イタリア代表を経て、2012年4月にはU-21代表デビューを飾りました。そのわずか4カ月後には、A代表にも初招集されましたが、この試合では出場機会は得られませんでした。

A代表デビューは2013年3月21日のブラジル代表との親善試合で、先発出場を果たしました。しかし、この試合では2失点に絡んでしまうという苦いデビューとなりました。続く3月26日の2014 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選対マルタ戦では左サイドバックで先発出場し、チームの勝利に貢献しました。2013年6月には、コンフェデレーションズカップのイタリア代表にも選出され、グループリーグ初戦のメキシコ戦に先発出場しました。

個人成績

(2021年8月1日現在)

国際Aマッチ：40試合0得点（2013年 - 2022年）

タイトル

クラブ

ACミラン:
スーペルコッパ・イタリアーナ：2回 (2011, 2016)

ユヴェントスFC:
セリエA：3回 (2017-18, 2018-19, 2019-20)
コッパ・イタリア：2回 (2017-18, 2023-24)
スーペルコッパ・イタリアーナ：1回 (2018)

外部リンク

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