マティアス・エミリオ・デルガド

マティアス・エミリオ・デルガド

マティアス・エミリオ・デルガドは1982年12月15日、アルゼンチンのロサリオで生まれた元サッカー選手で、主にミッドフィールダーとして活動していました。彼はその才能を若い頃から示し、CAリーベル・プレートやAAアルヘンティノス・ジュニアーズのユースシステムを経てプロのキャリアをスタートさせました。

経歴のスタート

デルガドは2001年にCAチャカリタ・ジュニアーズでプリメーラ・ディビシオンデビューを果たします。その後すぐに彼の才能は注目を集め、2003年8月にはスイスの名門FCバーゼルと4年契約を結びました。この移籍は、彼にとって新たな挑戦であり、成長の機会となりました。

FCバーゼルでの成功

バーゼルではデルガドはその実力を証明し、特に2005-06シーズンのUEFAカップでは7得点を挙げて得点王のタイトルを獲得しました。この偉業は彼を一躍名選手としての地位に押し上げ、サッカーファンの記憶に深く刻まれました。

その後、2006年6月にはトルコのベシクタシュJKに移籍しましたが、デルガドは再びバーゼルに戻ることを決意し、2013年に4年契約で復帰しました。彼の復帰はサポーターにとって嬉しいニュースであり、更なる期待が寄せられました。

主将としてのキャリア

FCバーゼルに戻った後、デルガドはその実力だけでなく、リーダーシップも発揮しました。2015年7月に引退したマルコ・シュトレラーの後を受けて主将に選ばれ、背番号10を背負うことになります。彼はバーゼルにおいてリーグ戦100試合以上に出場し、復帰後の全シーズンでリーグ制覇を経験しました。これにより、彼はクラブの歴史にその名を刻むことになりました。

現役引退

デルガドは2017-18シーズンが始まったばかりのリーグ第2節FCルツェルン戦の後に現役引退を表明しました。このニュースは多くの人々に衝撃を与え、特に彼のプレースタイルと貢献を称賛する声が上がりました。彼の引退に際して、テニスのスター選手であるロジャー・フェデラーもTwitter上で感謝の意を示し、デルガドの影響を称えました。

タイトルと功績

デルガドのサッカーキャリアには、数多くのタイトルが刻まれています。バーゼルではスイススーパーリーグを4回制覇し、またベシクタシュでもスュペル・リグを制覇しました。加えて、アル・ジャジーラではアラビアン・ガルフ・リーグも手にしました。個人としても、2006年にはスイス年間最優秀選手に選ばれ、UEFAカップの得点王にも輝くなど、そのパフォーマンスは目を見張るものでした。

マティアス・デルガドのサッカー人生は、情熱と献身に満ちたものであり、彼の足跡は今後も多くの選手やファンに影響を与え続けることでしょう。

もう一度検索