マテオ・コヴァチッチ

マテオ・コバチッチ (Mateo Kovačić)

マテオ・コバチッチは1994年5月6日、オーストリアのリンツに生まれ、現在はプレミアリーグのマンチェスター・シティFCでデビューし、クロアチア代表としても活躍するミッドフィールダーです。彼のサッカー人生は地元のLASKリンツから始まりました。

経歴

初期のキャリア

コバチッチは、2007年にクロアチアのNKディナモ・ザグレブのユースチームに入団しました。彼のプロデビューは2010年11月20日で、16歳という若さでリーグ戦に出場し、最年少得点を記録しました。2011-12シーズンにはレギュラーとして24試合に出場し、4ゴールをあげました。特にチャンピオンズリーグでは、レアル・マドリードとの試合で先発しゴールも決めて話題になりました。

インテル・ミラノとレアル・マドリード

2013年にはセリエAのインテル・ミラノに移籍。契約は2017年までで、移籍金は最大1500万ユーロと推測されていますが、チームにフィットするポジションを見つけられなかったコバチッチは、2015年にレアル・マドリードに移籍します。

レアル・マドリードでは、言語や環境になじむのに少し時間がかかりましたが、彼はチャンピオンズリーグ優勝にも寄与しました。特に2016-17シーズンは中盤の欠員を埋める活躍をし、チームのラ・リーガ優勝にも貢献しています。彼はまた、2017-18シーズンのスーペルコパ・デ・エスパーニャでも重要な役割を果たしました。

チェルシーFC

2018年にはチェルシーFCに1年間のローンで移籍し、すぐにチームに溶け込むことができました。アーセナル相手に行われたヨーロッパリーグ決勝では、4-1で勝利し優勝に貢献、2019年には完全移籍を果たしました。彼はチェルシーでのプレーを通じて、自身の存在感を確立し、2021年にはチャンピオンズリーグ決勝にも出場しました。

マンチェスター・シティFC

2023年6月28日、プレミアリーグのマンチェスター・シティFCに移籍が決定しました。彼はチェルシー時代と同じ8番を背負って新たな挑戦を始めることになります。

クロアチア代表としての活躍

コバチッチは年代別のクロアチア代表を経て、2013年にはA代表デビューを果たしました。2018 FIFAワールドカップでは準優勝を果たし、特にアルゼンチン戦でのアシストが印象的でした。2022年のカタールワールドカップでは3位決定戦に出場し、チームを勝利に導いています。

プレースタイル

彼のプレースタイルは、若い頃は攻撃的MFとしてのドリブルやパスを生かしたプレーが特徴的でしたが、キャリアが進むにつれて、ボランチやインサイドハーフとしても高く評価されています。特に彼の高い走力と球際でのプレーは、チームにとって重要な要素となっています。

タイトル

コバチッチは、NKディナモ・ザグレブ、レアル・マドリード、チェルシーFC、マンチェスター・シティFCといった様々なクラブで、多数のタイトルを獲得しています。特にレアル・マドリードではチャンピオンズリーグを3回制覇するなど、その実績は突出しています。

コバチッチはその技術と獲得した経験をもとに、今後も更なる成功を期待される選手です。

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