マニアックダンス

「マニアックダンス」は、ストラトヴァリウスが1997年に発表したシングルであり、同名のアルバム『ストラトヴァリウス』に先駆けてリリースされました。作詞作曲はギタリストのティモ・トルキが手掛けています。

この楽曲は、印象的なギターリフで幕を開けるミドルテンポのナンバーです。しかし、これまでのストラトヴァリウスの楽曲に特徴的だった、煌びやかさや神秘的な雰囲気は控えめになっています。その異質な音楽性から、ストラトヴァリウスのシングルの中でも異色の存在として知られています。

収録曲

1. Maniac Dance (4:34)
2. United (edit) (5:28)
3. Maniac Dance (Risto Asikainen Quantum mix) (3:53)
4. Maniac Dance (instrumental demo) (4:38)

プロモーションビデオ

「マニアックダンス」のプロモーションビデオは、薄暗い倉庫のような場所で、メンバー5人が演奏する様子が映し出されています。ビデオには、バスルームに設置されたモニターが登場し、長身の女性モデルがストラトヴァリウスの演奏を鑑賞するシーンや、服を着たまま水が張られたバスタブに入り、水しぶきを上げるシーンが含まれています。

このプロモーションビデオは、ヤリ・カイヌライネンとティモ・トルキが共に参加した最後の映像作品となりました。アルバム『ストラトヴァリウス』の制作後、ヤリ・カイヌライネンはバンドを脱退し、2008年にはティモ・トルキが事実上脱退したため、このビデオは貴重な記録となっています。

「マニアックダンス」は、ストラトヴァリウスの音楽的な多様性を示すとともに、バンドの歴史における重要な転換期を象徴する作品と言えるでしょう。

もう一度検索