ママの入院

セサミストリート: ママの入院

「ママの入院」と題されたこのエピソードは、1996年11月18日と11月19日にアメリカで放送され、日本では1998年4月11日と12日にNHK教育で初めて放送されました。このエピソードは前後編から成り、前編「ママの入院（第3526話）」と後編「ママだいじょうぶ？（第3527話）」に分かれています。

前編

物語は、ビッグバードがギャビーの家にお泊まりするところから始まります。マリアと一緒に過ごす中、彼女は動物の真似をするゲームに興じ、ゾウや犬の真似を楽しんでいました。しかし、牛が車を運転する真似をしている最中、彼女は突然「お腹が痛い」と訴えます。驚いたルイスは、すぐにお医者さんに連絡し、病院に行くことが決まりました。

病院に到着した彼らは、ルイスがマリアの入院手続きを進めます。ビッグバードとギャビーは待機席に座り、ギャビーはマリアの病状を心配します。ビッグバードは「大丈夫だよ」といいつつも、その心配を無視することができません。しかし、彼はマリアが牛の真似をしたことで病気になったのではないかと考え、申し訳なくなってしまいます。

ルイスは、ギャビーの心配に優しく答えます。「心配ないよ、マリアは病気じゃない」と。しかし、実際にはマリアの胃にはウイルスがいる可能性があり、入院による検査が必要とされました。励まし合う中、マリアはしっかりと見守られます。

後編

後編では、テリーが修理屋さんの窓に「病気のため休業中」と書かれた張り紙を見つけ、そこで初めてマリアが病気であることを知ります。彼は心配になり、パニック状態になりますが、ルイスたちが落ち着かせ、実際に何があったのかを説明します。テリーはマリアに会いたいと思いながら、訪問できない時間を知り、自分の気持ちをどう表現すべきか悩みます。

ルイスは「You Gotta Be patient」という楽曲を歌いながらトースターの修理を続け、その後、仲間たちと共に病院へ向かいます。その間、マリアは健康診断を受けており、結果が待ち望まれます。

コールバーン医師がマリアの容態を報告に来ると、「彼女は安定しているので、間もなく自宅に戻れる」と伝えます。この知らせに仲間たちは喜び、病院を後にすると、家に戻ります。再び皆で動物のまねっこゲームに興じることで、友情が更に深まり、ビッグバードは「もう牛の真似はしない方がいいよ」と心配の言葉をかけます。

そして、マリアは「じゃあ、トラックを運転する牛の真似をするね」と楽しげに言うところで物語は終わります。このエピソードは、友情と大切な人を思いやる気持ちが如何に重要かを教えてくれる心温まるストーリーです。

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