マムクート

マムクート (Mamkute)

『ファイアーエムブレム』シリーズに登場する架空の種族（竜人）です。普段は人間と変わらない姿をしていますが、「竜石」を使うことで本来の竜の姿に戻ることができます。また、非常に長い寿命を持つことも特徴です。

各大陸のマムクート

アカネイア大陸

『暗黒竜と光の剣』、『紋章の謎』、『アカネイア戦記編』に登場します。かつて高度な文明を築いていましたが、子供が生まれなくなり、理性を失う者が現れるなどして衰退しました。滅びを逃れるため、竜の力を石に封じ込め、人間になることを選びました。しかし、竜としての誇りを捨てられない者は、理性を失い獣と化しました。

主要な種族は神竜族（ナーガ）、火竜族（サラマンダー）、魔竜族（バジリスク）で、その他に地竜族や、理性を失った飛竜族、氷竜族が存在します。人間を救った神竜王ナーガは、「守護神ナーガ」として崇められています。一方、地竜王メディウスは、人間に恨みを抱きドルーア帝国を建国し、アカネイア聖王国に攻め入りました。

エレブ大陸

『封印の剣』、『烈火の剣』に登場します。人竜戦役時に発生した魔力の大激突によって世界の秩序が変化し、本来の姿を保てなくなりました。この現象は『終末の冬』と呼ばれています。エレブ大陸のマムクートは、竜石に力を封じ込めないと生存できなくなりましたが、理性を失うことはありません。

マギ・ヴァル大陸

『聖魔の光石』に登場します。

英雄王の末裔たちの物語

『ファイアーエムブレム 覚醒』に登場します。

マムクートの種族

神竜族

アカネイアに棲息するマムクートの王族です。背中に翼を持つ竜に変身し、強力な「霧のブレス」を操ります。地竜族との戦争で弱体化し、ナーガの末娘チキを除いてほぼ壊滅しました。

ナーガ

神竜族の族長であり、竜族の王です。理性を失った地竜族を駆逐しましたが、自身も老衰死しました。人間に神剣ファルシオンを与え、救った守護神として神話に残っています。
ガトー

神竜族の一人であり、竜石を捨て魔力を得ました。都市国家カダインを興し、マルスを支援しました。人間の愚かさを嫌悪しつつも、マルスの人間性には心を開いています。
チェイニー

ナーガ一族の末裔であり、他人に変身する能力を持ちます。竜族を蔑む人間を嫌い、メディウスの行いにも理解を示しています。マルスの人間性を気に入り、アリティア軍に味方します。
チキ

ナーガの末娘であり、神竜石で神竜に変身できます。幼い頃から眠りについていましたが、マルスと出会い、アリティア軍に参加します。暴走するとメディウスを凌駕する力を持つとされています。
ナギ

チキが死亡している場合に仲間にできる女性のマムクート。チキに似ている。
ドーマとミラ
　『外伝』のリメイク版の『Echoes』で神竜族という説明がなされた。

火竜族

アカネイアに棲息するマムクートで最も多い種族です。炎のブレスを吐く、翼を持つ4足歩行の巨大な赤竜に変身します。

バヌトゥ

火竜族の老人で、チキの傅役です。チキを外の世界へ連れ出しましたが、はぐれてしまいます。マルスにチキを探してほしいと頼み、アリティア軍に参加します。
マヌー

ペラティの王。
ショーゼン
ブルザーク
サラマンダー

魔竜族

火竜よりも上位の種族です。翼の無い、暗色のトカゲのような竜に変身します。

モーゼス
ゼムセル

地竜族

強大な生命力を持つ種族です。翼の無い巨大な竜に変身し、変体の時期を迎えると暗黒竜になります。

メディウス

地竜族の王であり、人間に恨みを抱きドルーア帝国を建国しました。

エレブ大陸

イドゥン
ファ
ヤアン
ニニアン
ニルス
エイナール

マギ・ヴァル大陸

ミルラ
ムルヴァ

ファイアーエムブレム 覚醒

チキ
ノノ
ンン
マーク

マムクート以外の竜人

「マムクート」の呼称が登場しない作品でも、マムクートに類似した竜人が登場しています。

ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡・暁の女神
ファイアーエムブレムif
ファイアーエムブレム 風花雪月
ファイアーエムブレム エンゲージ

脚注

各作品に登場するマムクートは、物語において重要な役割を担っています。彼らの存在は、種族間の対立や、人間のエゴ、そして共存の可能性など、様々なテーマを提起しています。

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