マラガ大学

マラガ大学（Universidad de Málaga、略称: UMA）は、スペイン・アンダルシア州のマラガ県マラガ市に位置する公立大学です。1972年に設立され、現在では約3万人の学部生と約2,500人の大学院生が学んでいます。

歴史

フランコ体制下では大学設立が制限されていましたが、体制末期の1968年にマラガへの大学設立を目指す団体が設立されました。当時、マラガはヨーロッパで人口30万人を超える都市としては唯一大学が存在しない都市でした。1928年に設立されたマラガ工科学校、教員養成学校、経済学校などを統合する形で、1972年8月18日の勅令によりマラガ大学が正式に設立されました。

開学当初は経済学部、経営学部、医学部の3学部のみで、エル・エヒド・キャンパスと市内の複数の施設で講義が行われました。その後、あらゆる学問分野の専攻を擁するよう規模を拡大し、テアティーノス・キャンパスが開設されました。

キャンパス

マラガ大学は、マラガ市内に2つのキャンパスを有しています。

エル・エヒド・キャンパス: マラガの中心市街地に位置し、経済学部、建築学部、芸術学部などがあります。テアティーノス・キャンパスに比べると学生数は少なめです。450人を収容できる大学講堂があり、入学式や経営会議などが開催されます。
テアティーノス・キャンパス: アンダルシア州有数の規模を誇る大学キャンパスです。工学部、通信工学部、産業工学部、コンピュータ工学部、医学部、心理学部、理学部、人文学部、芸術学部、教育学部、経営学部、法学部、社会福祉学部、観光学部など、多くの学部がここにあります。大学図書館、出版部門、研究機関、附属幼稚園、スポーツ施設、植物園などの施設も充実しています。

学部

マラガ大学は幅広い学問分野を網羅しており、65の学士号、64の修士号、21の博士号を提供しています。学生は自身の興味やキャリア目標に合わせて多様なプログラムを選択できます。

マラガ大学は、アンダルシア地方の高等教育機関として重要な役割を果たしており、教育・研究を通じて地域社会の発展に貢献しています。

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