マリオのピクロス

『マリオのピクロス』は、1995年3月14日に任天堂から発売されたゲームボーイ用パズルゲームであり、開発はエイプとジュピターが担当しました。プロデューサーは石原恒和氏です。

概要

本作はピクロスシリーズの第1弾であり、パッケージには「オトナのパズル。」というキャッチコピーが使用されました。シンプルなルールながらも奥深いゲーム性が特徴で、幅広い年齢層に支持され、世界累計でミリオンセラーを記録する大ヒットとなりました。

ゲームボーイは発売から6年が経過し、後継機の検討もされていた時期であり、ゲーム機としては終焉に向かいつつありました。しかし、本作のヒットにより、良いゲームを作ればまだ売れるということが証明され、石原氏は開発中の『ポケットモンスター』への自信を深めるきっかけとなりました。

2011年9月21日からは、ニンテンドー3DSのバーチャルコンソールでも配信されています。

ゲームのストーリーは、探検家（考古学者）に扮したマリオが、古代遺跡の石版に隠された絵を解読するというものです。ゲーム中、画面左上には常にマリオの顔が表示され、絵の完成やミスに応じて表情が変化します。基本となる問題は15×15マスで構成されており、全256問が収録されています。

ゲームモードは「やさしいピクロス」「キノココース」「スターコース」の3種類があり、それぞれ難易度が異なります。各コースにはLEVEL1〜8が用意され、各レベルごとにA〜Hの8問、合計64問が収録されています。どの問題からでも自由に遊ぶことができます。

ステージ

やさしいピクロス

初心者向けのコースです。LEVEL1は5×5マス、LEVEL2〜6は10×10マスの問題で構成されています。LEVEL7〜8は15×15マスですが、片側のマスが8マスまでと変則的な形になっています。

キノココース

中級者向けのコースです。全て15×15マスの問題で構成されています。

スターコース

上級者向けのコースです。キノココースを全問クリアすると遊べるようになります。こちらも全て15×15マスの問題です。

タイムトライアル

スターコースを全問クリアすると遊べるようになるモードです。制限時間やヒントルーレットがなく、間違った箇所を削っても教えてくれません。問題はランダムで選ばれます。

ゲームの特徴

シンプルなルールで誰でも楽しめる
豊富な問題数でやりごたえがある
マリオの表情が変化するなど、演出面も楽しめる
難易度別にコースが分かれており、自分のレベルに合わせてプレイできる

まとめ

『マリオのピクロス』は、シンプルながらも奥深いパズルゲームであり、幅広い層に愛される作品です。ゲームボーイというハードの終盤に発売されたにも関わらず、大ヒットを記録したことからも、ゲームの面白さが証明されています。現在でもニンテンドー3DSのバーチャルコンソールでプレイすることができ、その魅力を体験することができます。

外部リンク

マリオのピクロス
マリオのピクロス - 3DSバーチャルコンソール

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