マリオ・ヴシュコヴィッチ (2001年生のサッカー選手)

マリオ・ヴシュコヴィッチ（クロアチア語: Mario Vušković、2001年11月16日 - ）は、クロアチア出身のプロサッカー選手です。ポジションはディフェンダーで、現在はハンブルガーSVに所属しています。

クラブキャリア

ヴシュコヴィッチは、地元のRNKスプリトでサッカーを始め、その後、名門クラブであるHNKハイドゥク・[[スプリト]]の下部組織に移籍しました。当初は守備的ミッドフィールダーとしてプレーしていましたが、センターバックにコンバートされ、才能を開花させました。2018年10月には、将来有望な若手選手としてネクスト・ジェネレーション2018に選出されています。

2019年8月18日、ヴシュコヴィッチはトップチームデビューを果たしました。しかし、当時の監督の下では出場機会に恵まれず、苦しい時期を過ごします。さらに、11月16日の代表戦で腕を骨折し、3ヶ月の離脱を余儀なくされました。転機が訪れたのは、イゴール・トゥドール監督の就任です。チーム内の状況もあり、レギュラーの座を掴むと、2020年6月16日にはトップチーム初得点を記録しました。

2020-21シーズンのプレシーズンには、SSCナポリをはじめとするセリエAのクラブから関心が寄せられました。しかし、クラブは彼を「クラブのプロジェクト」と位置づけ、移籍は実現しませんでした。その後も、セルティックFCやトリノFCが獲得に動いていると報じられました。

2021年8月31日、ヴシュコヴィッチは2.ブンデスリーガのハンブルガーSVに買取義務付きの期限付き移籍を果たし、新天地での挑戦をスタートさせました。9月18日には移籍後初出場を記録しています。

代表キャリア

ヴシュコヴィッチは、U-17クロアチア代表としてUEFA U-17欧州選手権2017に出場しました。また、U-21代表としてもUEFA U-21欧州選手権2021の予選から出場し、本戦グループステージ、そして決勝トーナメントのメンバーにも選出されるなど、各年代で代表に選ばれています。

人物

ヴシュコヴィッチは、サッカー一家に生まれました。曾祖父のマルコ・ヴシュコヴィッチ、祖父のマリオ・ヴシュコヴィッチ、父のダニイェル・ヴシュコヴィッチ、いとこのモレノ・ヴシュコヴィッチもサッカー選手という、まさにサラブレッドです。憧れの選手は、スペイン代表のセルヒオ・ラモスであると公言しています。

プレースタイル

センターバックとして、空中戦の強さ、的確なポジショニング、そして積極的な攻撃参加が持ち味です。また、足元の技術も高く、正確なパスで攻撃の起点となることもできます。将来が期待される、クロアチアを代表するセンターバックの1人です。

外部リンク
Soccerwayによる個人成績
transfermarkt
* TheFinalBall.com

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