マリソル松島

マリソル松島について

マリソル松島（マリソルまつしま）は、宮城県松島町に拠点を持つ、総合型地域スポーツクラブです。サッカーを主軸に、テニスやバドミントンのスクール活動、太極拳や水中運動教室、さらには地域向けの医学セミナーなど、多岐にわたるスポーツ振興活動を展開しています。このような活動を通じて、地域の人々が健康でアクティブな生活を享受できるよう努めています。

歴史

マリソル松島の起源は1966年にさかのぼり、この年の4月1日に「松島サッカークラブ」として設立されました。続く12月にはジュニアチームの前身となる「松島サッカースポーツ少年団」が発足しました。その後、1980年には第60回天皇杯に初出場し、クラブの名を広めていきます。1984年には全国社会人サッカー選手権大会に出場し、見事にベスト4に進出しました。

1985年から1988年にかけては、全国地域リーグ決勝大会への出場や、東北社会人サッカーリーグでの優勝を果たし、サッカー競技レベルの向上に繋がりました。1994年にはサテライトチームがTOYOTA CHALLENGE CUPに出場し、県内外での存在感を示しました。しかし、1999年に東北リーグ1部最下位となり、2部南へ降格する苦境に立たされました。

2000年には東北リーグ2部南で優勝し、その後の優勝決定戦で北都銀行を下して1部へ復帰しますが、2002年に再度2部降格を経験します。2004年にはチーム名を「マリソル松島」に変更し、特定非営利活動法人として新たなスタートを切りました。これにより、地域密着の活動を一層強化し、地域のスポーツ振興に寄与する努力が進められました。

2016年には東北リーグ2部南で9位となり、39年ぶりに宮城県リーグへ降格しました。その後も成績はまちまちで、2017年には宮城県リーグ1部の8位にとどまり、多賀城FCとの入替戦に敗れての降格を経験しました。

しかし、2020年には宮城県リーグ2部で優勝を果たし、1部昇格を達成します。2021年には1部で優勝を収めるも、東北リーグ2部南への昇格は辞退しました。そして2022年には1部で4位となり、同年をもってトップチームの解散を決断します。

戦績とタイトル

マリソル松島は、以下のような歴史的な戦績を誇ります。

• - 東北社会人サッカーリーグ（現1部）: 2回優勝（1986年、1987年）
• - 東北社会人サッカーリーグ2部南: 1回優勝（2000年）
• - 宮城県サッカーリーグ1部: 1回優勝（2021年）
• - 宮城県サッカーリーグ2部: 1回優勝（2020年）

所属選手・スタッフとクラブカラー

クラブは、赤と黒を基調とするユニフォームを着用し、選手やスタッフ、地域の支援者と共に活動を続けています。主なOBには鈴木淳や鈴木隣などが名を連ね、クラブの歴史を支えてきました。

まとめ

マリソル松島は、地域に根ざしたスポーツクラブとして、多様な競技活動を通じて人々の健康と交流を促進しています。長い歴史と数々の成果を持つこのクラブは、今後も地域のスポーツ振興に尽力していくことでしょう。

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