マリ・ヴァルトマン

マリ＝ドリス・ヴァルトマンは、1988年生まれ、ドイツ・ノルトライン＝ヴェストファーレン州出身のフィギュアスケート選手です。ペアスケーティングを主戦場とし、マッティ・ランドグラフ、ルーベン・ブロマールト、アーロン・バンクリーブ、フロリアン・ユストといったパートナーとペアを結成してきました。

経歴

ドイツ人の父と日本人の母の間に生まれたヴァルトマンは、5歳でスケートを始めました。当初は女子シングル選手として活動し、2001-2002年シーズンにはドイツジュニアチャンピオンに輝くなど、その才能を発揮しました。しかし、世界ジュニア選手権やISUジュニアグランプリなどの国際大会への出場機会はありませんでした。

2004年、フロリアン・ユストとペアを結成し、ペアスケーティングに転向。2005-2006年シーズンには、ネーベルホルン杯や世界選手権といった国際大会に出場を果たしました。翌2006-2007年シーズンからはISUグランプリシリーズにも参戦し、ドイツ選手権で2位、欧州選手権にも出場しました。

2007-2008年シーズンには、フィンランディア杯で3位入賞を果たし、ドイツ選手権では2年連続の2位となりました。2008-09年シーズンには、地元ドイツで開催されたNRW杯で2位となり、ユストとのペアで国際大会最高成績を収めました。しかし、2009-10年シーズンのバンクーバーオリンピック出場は叶わず、ドイツ選手権を前にユストとのペアを解消しました。

2010年には、アメリカ所属のアーロン・バンクリーブとペアを結成し、ワルシャワ杯で優勝。2012年にはヨーロッパ選手権に初出場し、ドイツのペアとして最上位の成績を収めました。2014-2015シーズン、世界選手権では15位という結果を残し、バンクリーブとのペアを解消。その後、ルーベン・ブロマールトとペアを結成しましたが、2016-2017シーズン半ばに解散しました。

2017年2月22日には、客船のアイスショーに出演していたマッティ・ランドグラフとのペア結成を発表し、新たなスタートを切りました。

ヴァルトマンは、数々のパートナーとの挑戦を通じて、ドイツのペアスケーティング界を牽引してきた功績のある選手と言えるでしょう。シングルからペアへの転向、パートナーシップの解消と新たな結成など、様々な経験を経て、常に前向きに競技に取り組む姿勢は、多くのファンに感動を与えています。

主な戦績

* 2015年 ドイツ選手権 優勝

詳細な戦績は省略します。

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