マルさまぁ〜ず

『マルさまぁ〜ず』概要

『マルさまぁ〜ず』（英語名：MARUsummers）は、2010年4月8日から9月30日まで、TBSで放送された深夜のバラエティ番組です。この番組はさまぁ〜ずがMCを務め、さまざまなお笑いロケ企画を展開していくスタイルが特徴です。略称は「マルさま」で、前身番組である『神さまぁ〜ず』や『ホリさまぁ〜ず』から名称とスポンサーこそ変わったものの、内容のスタイルは大きくは変化しておらず、視聴者に親しみを持たれていました。

番組の内容

この番組は毎回、さまぁ〜ずとゲストが様々なロケ企画に挑戦し、「この企画はゴールデンタイムにも放送可能か？」を判断するというコンセプトで進行します。多様な視聴者層に向けて、ユーモアある企画が多数展開されることから、求められる評価システムも導入されています。番組公式サイトでは視聴者が放送内容に対し「脈アリ」かどうかを投票できる仕組みがあり、「脈アリ」と認定された企画は「ゴールデンStand-by企画」として蓄積される仕掛けになっています。このため、視聴者が参加する文脈が生まれ、より楽しめる要素が強化されています。

また、オープニングのデザインも新たにCGを基にしたものに変更され、さまぁ〜ずだけでなくアナウンサーの青木裕子が初めて登場するなど、新鮮さを出しています。衣装も前番組『ホリさまぁ〜ず』から継承され、ゴルフのマスターズキャディ風のつなぎが特徴的です。さまぁ〜ずメンバーの衣装は、近年の色分けに戻され、数字が個性を示しているのも見逃せません。

出演者とゲスト

出演者には、さまぁ〜ずの大竹一樹と三村マサカズに加え、青木裕子が参加しています。また、ゲストとして多くのお笑いコンビも登場しますが、さまぁ〜ずが同じ企画で2人そろって出演するのはあまりなく、主に片方だけが参加するスタイルを取っています。ブラックマヨネーズなどの人気コンビが登場し、彼らの個性的な反応やエピソードが催され、視聴者に笑いを提供しました。

放送と評価

『マルさまぁ〜ず』は、2010年10月からは新たに『激変!ミラクルチェンジ』へと発展しますが、これにより、さまぁ〜ずメインの深夜番組は終了を迎えました。最終回では三村が「おもしろくなって帰ってくる」と語り、この言葉は後の企画『さまぁ〜ずのヤリタ☆ガ〜リ〜』に生かされることとなります。視聴者からは親しまれる内容であり続け、多くの人々に愛された番組でした。

最後に、この番組はTBS系で放送されたさまぁ〜ずの深夜バラエティの集大成とも言えるもので、視聴者の反響を反映した企画運営が光っていました。視聴者参加型の番組という新たな取り組みが、次世代のバラエティ番組の可能性を探る重要な一歩となったと言えます。

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