マルク＝アンドレ・テア・シュテーゲン

マルク＝アンドレ・テア・シュテーゲン

マルク＝アンドレ・テア・シュテーゲン（Marc-André ter Stegen）は、1992年4月30日にドイツのメンヒェングラートバッハで生まれたサッカー選手で、現在FCバルセロナに所属し、ドイツ代表としても活躍しています。ポジションはゴールキーパー（GK）で、世界屈指の選手として注目されています。

経歴

クラブ

テア・シュテーゲンは、1996年からボルシア・メンヒェングラートバッハのユースチームに在籍し、2009年にトップチームに昇格しました。2010-11シーズンにはブンデスリーガでデビューを果たしましたが、チームは低迷していました。しかし、彼の活躍によりチームは立て直し、プレーオフでの勝利を収めて残留を果たしました。

2011-12シーズンには正GKとしての地位を確立し、バイエルン・ミュンヘンを二度破るなど、チームはリーグ戦で4位となりUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得しました。

2014年5月にはFCバルセロナへの移籍が決まり、移籍金は1200万ユーロです。バルセロナではクラウディオ・ブラーボとのゴールキーパーのローテーションが続きましたが、翌シーズンから正GKとしての地位を確立しました。

テア・シュテーゲンは国王杯やチャンピオンズリーグでの活躍が光り、特に2014-15シーズンにはチャンピオンズリーグを制覇しました。バイエルン戦での印象的なセーブも記憶に残ります。2017年には契約を2020年まで延長し、さらなる成果を上げています。

2022-23シーズンには、クラブ加入後初めてサモラ賞を受賞し、その後も安定したパフォーマンスを発揮。2023年には契約を2028年まで延長しました。

代表

ドイツ代表としても多くの試合に出場しており、U-17代表としての活躍やFIFAコンフェデレーションズカップでの優勝経験があります。特に、2017年のコンフェデレーションズカップでは重要な役割を果たしました。

ただし、2018年ロシアワールドカップでは、長期離脱から復帰したマヌエル・ノイアーが正GKに選ばれたため、彼の正GKとしての地位は難しい状況にありました。テア・シュテーゲンは自己のプレースタイルを磨き続け、再びチャンスを狙っています。

人物

テア・シュテーゲンは、その姓がオランダに由来するとされていますが、彼自身はドイツ国籍を持ち、ドイツ人であると自認しています。かつてはオリバー・カーンと比較されることが多く、彼をヒーローと認めつつも、自身の個性を大切にしています。また、仲間やファンとのコミュニケーションを重視しており、SNSを通じて交流を図る姿が多く見られます。

そのプレースタイルは反射神経に優れ、1対1の場面やクロスボールへの対応が特に高く評価されています。アディダス社の用具を使用し、常に進化を続ける姿勢を貫いています。

個人成績

テア・シュテーゲンのキャリアは多くの成功に彩られており、今後の活躍にも期待が寄せられています。彼の代表的なタイトルには、UEFAチャンピオンズリーグやリーガ・エスパニョーラの制覇、さらにはオリンピックやEUROの出場歴があり、個人としてもサモラ賞などの評価を受けています。

彼の歩みは今後もサッカー界において注目され続けることでしょう。

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