マルセロ・ナシメント・ダ・コスタ

マルセリーニョ（Marcelinho）

マルセロ・ナシメント・ダ・コスタ（Marcelo Nascimento da Costa）は、1984年8月24日生まれの元サッカー選手。ブラジルとブルガリアの二つの国籍を持ち、主にミッドフィールダー（MF）として活躍しました。ブルガリア代表としてもプレー経験があります。

クラブ経歴

ブラジルの名門サンパウロFCの下部組織に在籍しましたが、トップチームへの昇格は叶いませんでした。2005年にFCカスカヴェウでプロとしてのキャリアをスタートさせます。

その後、AEサンタクルゼンセ、ADサンカエターノ、グレミオ・カタンドゥヴェンセ・ジ・フチボウといったクラブを経て、アラビアン・ガルフ・リーグのアル・ナスルSCへ移籍。

翌年にはブラジルに戻り、モジミリンECに所属。カンピオナート・パウリスタで15試合に出場しました。2008年7月にはCAブラガンチーノへ移籍し、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB（ブラジル2部リーグ）で24試合に出場、4得点を記録。翌年のカンピオナート・パウリスタでは17試合に出場し、1得点を挙げています。

PFCルドゴレツ・ラズグラドでの成功

2011年5月12日、マルセリーニョはブルガリアのPFCルドゴレツ・ラズグラドと3年契約を結びました。背番号は84番。同年8月6日にデビューを飾り、同月20日には初ゴールを記録。

2012年5月16日に行われたブルガリア・カップ決勝では、1点をリードされた状況から後半に立て続けに2得点を挙げ、チームを逆転勝利に導き、MoM（マン・オブ・ザ・マッチ）に選出されました。

翌シーズンには、UEFAチャンピオンズリーグ 2012-13 予選のNKディナモ・ザグレブ戦で得点を挙げ、国際クラブサッカーでの初得点を記録。

2013年12月19日には、ブルガリア年間最優秀外国人選手賞を受賞しました。UEFAチャンピオンズリーグ 2014-15 グループリーグでは、前回王者のレアル・マドリードから開始6分で得点を奪う活躍を見せましたが、試合は1-2で敗れました。

数日後には契約を1年延長し、2016年までルドゴレツ・ラズグラドに在籍。2015年4月19日には、ルドゴレツ・ラズグラドでの100試合出場を達成しています。

2017年10月1日には、ブルガリアプロサッカーリーグで57得点目を記録し、マルキーニョスが持っていたリーグにおける他国出身選手の最多得点記録を更新しました。

代表経歴

2013年1月24日にブルガリアに帰化。居住年数の条件を満たしたことで、ブルガリア代表としての出場資格を得ました。マルセリーニョ自身もインタビューで、ブルガリア代表としてプレーできることを喜びを語っています。

2016年3月7日には、ポルトガル代表、マケドニア共和国代表との親善試合に臨むブルガリア代表メンバーに招集され、ポルトガル代表戦で初出場、初得点を記録。試合も彼の得点により1-0で勝利しました。

同年6月3日に行われた日本代表とのキリンカップサッカー2016では、偶然にもモジミリンEC時代にチームメイトであった酒井宏樹と再会し、酒井を驚かせました。

家族

弟のグスタヴォもサッカー選手として活躍しています。

もう一度検索