マルック・プセニウス

マルック・プセニウス（Markku Sakari Pusenius、1964年5月29日生まれ）は、フィンランドのラハティ出身の元スキージャンプ選手で、1980年代に国際舞台で活躍しました。

1981年にフィンランドのナショナルチームに選出され、同年3月7日に地元ラハティで開催されたスキージャンプ・ワールドカップでデビューし、14位という成績を収めました。翌1982年には、ノルディックスキージュニア世界選手権で銀メダルを獲得し、その才能を開花させました。

1982-1983シーズンは、プセニウスにとってワールドカップで自己最高のシーズンとなりました。1月9日にチェコスロバキア（当時）のハラコフで行われた試合で自己最高位の2位に入賞し、翌日も3位に入るなど、好調を維持しました。このシーズンのワールドカップ総合順位は21位でした。

1984年のサラエボオリンピックでは、70m級で20位、90m級で16位という結果を残しました。オリンピック直後に行われたノルディックスキー世界選手権（スイス、エンゲルベルク）では、ペンティ・コッコネン、ヤリ・プイッコネン、マッチ・ニッカネンといったフィンランドのトップジャンパーたちと共に団体戦で金メダルを獲得し、チームの勝利に大きく貢献しました。

1985年のノルディックスキー世界選手権（オーストリア、ゼーフェルト）にも出場しましたが、90m級で35位に終わりました。1986年3月2日にラハティスキーゲームズを兼ねて地元で開催されたワールドカップで12位となったのを最後に、現役を引退しました。

プセニウスは、1980年代のフィンランドスキージャンプ界を代表する選手の一人として、その名が刻まれています。特に、1984年の世界選手権での金メダルは、彼のキャリアにおけるハイライトと言えるでしょう。

国際スキー連盟のプロフィール（英語）

Olympedia（英語）

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