マルティン・ヘルバルト

マルティン・ヘルバルト（Martin Höllwarth、1974年4月13日 - ）は、オーストリア、シュヴァーツ出身の元スキージャンプ選手であり、現在は指導者として活躍しています。

競技成績

1991年のノルディックスキージュニア世界選手権では個人戦で金メダルを獲得し、その才能を早くから開花させました。翌1991/92シーズンからスキージャンプ・ワールドカップに参戦すると、1992年1月10日のプレダッツォ大会（イタリア）で早くも勝利を飾りました。

アルベールビルオリンピック（1992年）では、17歳という若さで3つの銀メダルを獲得し、世界を驚かせました。しかし、その後はオリンピックであまり活躍することができず、1998年の長野オリンピックで団体戦銅メダル獲得に貢献するにとどまりました。

ヘルバルトの最も輝かしい実績は、ノルディックスキー世界選手権での活躍です。合計6個ものメダルを獲得しており、その内訳は金メダル3個（2001年ノーマルヒル団体、2005年ノーマルヒル及びラージヒル団体）、銅メダル3個（1999年ラージヒル団体、2001年ノーマルヒル個人及びラージヒル団体）となっています。

ワールドカップでは通算8勝（2位6回、3位15回）を記録し、総合では2003/2004シーズンと2004/05シーズンの2期連続で5位が自己最高位となっています。また、スキージャンプ週間では3回総合2位となっています。

事故

2001年2月4日、ヴィリンゲン（ドイツ）のワールドカップから帰国する際、ヘルバルトの運転する車が事故を起こし、コーチのアロイス・リップブルガーが亡くなるという悲劇に見舞われました。ヘルバルトは同乗していたアンドレアス・ビドヘルツルとともに軽傷で済みました。

引退後

2007/08シーズン限りで現役を引退し、2008年からはエストニアナショナルチームのコーチを務めていましたが、2009年9月に解任されました。

外部リンク

マルティン・ヘルバルト - 国際スキー連盟のプロフィール （英語）
マルティン・ヘルバルト - Olympedia （英語）

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