マーダック

マーダック (MARDUK)

マーダックはスウェーデンを代表するブラックメタルバンドで、その音楽スタイルは「ブルータル・ブラックメタル」として知られており、世界中に多くのファンを抱えています。バンド名は古代バビロニアの神、マルドゥクに由来していることが特徴です。

バンドの歴史

マーダックは1990年に結成され、当初はスウェディッシュデスの影響を受けた作品を発表していました。スラッシーでアグレッシブな楽曲が多く、デビューアルバム『DARK ENDLESS』(1992)やその後の『THOSE OF THE UNLIGHT』(1993)などが評価されました。しかし、1996年にボーカリストのリージョンが加入したことを契機に、彼らの音楽性はますます激しさを増していきました。この時期にリリースされた4thアルバム『HEAVEN SHALL BURN... WHEN WE ARE GATHERED』はその分岐点となり、より一層の注目を集めることとなります。

2001年には、7thアルバム『LA GRANDE DANSE MACABRE』をリリースしましたが、この年にベーシストのB・ウォーが脱退。エミル・ドラグティノヴィッチが新たに加入し、同年の8thアルバム『WORLD FUNERAL』のリリースにおいて、日本盤も発表されました。

その後の2003年、リージョンとB・ウォーの両名が脱退し、新旧のメンバーが交代する中で、モルトゥースとデーヴォが加入しました。翌年には9thアルバム『PLAGUE ANGEL』を発表し、メンバー変更を経て徐々に新たなスタイルを模索していきます。特にモルトゥースはフューネラル・ミストなどでも活動しており、その存在感は強いものでした。

2007年にリリースされた10thアルバム『ROM 5:12』のレコーディングを最後にドラマーのエミルが脱退し、その後任のラーシュ・ブロッデソンや更なるメンバー変更が続きます。2013年と2015年には日本ツアーを行い、ファンとの交流を深めることができました。

2019年にドラマーとしてシモン・シリングが加入し、さらなる進化を続けるマーダック。新たにベーシストも加入するなど、ますます結束が固まってきました。

現メンバー

- **ダニエル・

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