ミウィ橋本

ミウィ橋本とは

神奈川県相模原市緑区に位置するミウィ橋本は、JR・京王線の橋本駅北口に直結する大規模な複合商業施設です。この施設は、地域の商業と文化、そして生活サービスを一体的に提供する拠点として機能しています。運営は住商アーバン開発株式会社のPM事業本部が担っています。

誕生の背景

ミウィ橋本は、橋本駅北口地区の再開発事業において中心的な役割を果たすべく計画されました。都市の活性化と利便性向上を目指した「橋本駅北口C地区第一種市街地再開発事業」の一環として、1999年（平成11年）9月に着工。約2年の建設期間を経て2001年（平成13年）8月に完成し、同年9月14日に正式にオープンしました。この開業により、駅北口の景観は一新され、新たな賑わいが創出されました。

施設概要

施設内には、様々な種類の店舗と公共施設が配置されています。商業フロアでは、ファッション、書籍、生活雑貨、食料品など、日々の暮らしに必要なものから趣味嗜好品まで、幅広い商品やサービスを提供しています。代表的なテナントとして、3階にユニクロ、4階には有隣堂や無印良品などが出店しています。また、地下1階には2014年（平成26年）10月8日にオープンしたロピア ミウィ橋本店があり、生鮮食品を中心とした豊富な品揃えで地域住民の食生活を支えています。

商業機能に加えて、ミウィ橋本は相模原市の公共施設も擁しています。6階には市民の知的好奇心を満たす相模原市立橋本図書館が、そして7階・8階には文化芸術活動やイベントの場となる杜のホールはしもとが設けられています。これらの公共施設は、地域の文化振興や教育の機会提供に貢献しており、ミウィ橋本が単なる商業施設に留まらない、地域コミュニティの中核としての役割を担っていることを示しています。

アクセスとその他の特徴

ミウィ橋本は駅に直結しているため、公共交通機関でのアクセスが非常に便利です。また、自家用車を利用する場合も、3階から8階まで市営の橋本第2駐車場と直接連絡通路で結ばれており、スムーズな移動が可能です。

近年、ミウィ橋本はその多機能性を活かし、特別なイベントの会場となることもあります。例えば、2024年（令和6年）8月には、囲碁界の権威ある棋戦である第49期囲碁名人戦七番勝負の第1局が当施設で開催されました。このような高名なイベントの誘致は、施設が持つポテンシャルと、地域における存在感の大きさを示しています。

ミウィ橋本は、開業以来、橋本駅北口の顔として、商業、文化、生活サービスを提供する複合拠点であり続けています。多様な施設が集積し、優れたアクセスを誇るこの施設は、地域住民だけでなく、広く相模原市やその周辺地域からの来訪者にとって、欠かせない存在となっています。

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