ミス・ユニバース1960

ミス・ユニバース1960

第9回を迎えたミス・ユニバース世界大会、通称「ミス・ユニバース1960」は、1960年7月9日にアメリカ合衆国フロリダ州のマイアミビーチ公会堂にて盛大に開催されました。

この年の栄冠を手にしたのは、開催国アメリカ合衆国の代表、リンダ・ビメント氏でした。彼女は自国代表としては3人目のミス・ユニバースのタイトル獲得者となり、前年、日本人として初めてこの栄誉に輝いた児島明子氏から、その地位と王冠を引き継ぐ形となりました。

日本からは、前年の優勝者である児島明子氏からミス・ユニバース・ジャパンのタイトルを受け継いだ古野弥生氏が出場しました。古野氏は世界の強豪たちの中で健闘し、見事にトップ15フィナリストに選出されました。この入賞は、日本代表にとって4年連続となる快挙であり、国際舞台における日本の存在感を示す結果となりました。

大会を巡る動き

大会期間中には、参加予定だった代表者にいくつかの変更が生じました。

交代者
デンマーク代表として参加を予定していたアンテ・ミュラー氏は、年齢制限の規定により失格となり、代わりにリジー・エリノ・ヘス氏が出場しました。

辞退者
以下の国の代表者は、様々な事情により大会への参加を辞退しました。
カメルーン（サレ・アッソウエン氏）
ハイチ（クローディネット・フーシャール氏）
メキシコ（ロレーナ・ベラスケス氏）
ポーランド（マルエナ・マリノフスカ氏）
タヒチ（マリア・フローア氏）

特別賞

最終結果とは別に、大会では特別賞も発表されました。

ミス・アミティー (Miss Amity)
ビルマ代表のミン・ミン・メイ氏に贈られました。これは、参加者間の友情や親善を最も体現した人物に与えられる賞です。
ミス・フォトジェニック (Miss Photogenic)
* イタリア代表のダニエラ・ビアンキ氏が受賞しました。写真写りの最も優れた代表者に贈られる賞です。

第9回大会は、アメリカ代表の優勝という開催国にとって喜ばしい結果で幕を閉じましたが、日本代表の連続入賞など、各国の代表者がそれぞれの活躍を見せた大会となりました。

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