ミス・ユニバース2016

ミス・ユニバース2016（第65回ミス・ユニバース世界大会）

ミス・ユニバース2016は、書類上は2016年度の大会として位置づけられますが、実際の開催は翌年の2017年1月30日に行われました。この大会は、フィリピン共和国の首都圏であるマニラ近郊、パサイ市にあるモール・オブ・アジア・アリーナを舞台に開催されました。これは、2014年大会が2015年1月に開催された事例に続き、大会の歴史上2度目となる年を跨いでの開催となりました。

世界各国・地域から選ばれた代表者たちが「知性と美」を競い合った結果、栄えある優勝のティアラはフランス代表のイリス・ミトゥネール氏の頭上に輝きました。ミトゥネール氏には、前年度優勝者であるフィリピン代表のピア・ウォルツバック氏から、ミス・ユニバースの象徴であるティアラが引き継がれました。フランス代表の優勝は、1953年の大会以来、実に63年ぶりという極めて長い空白期間を経ての快挙であり、フランス国内はもとより、世界的な注目を集めました。

また、ミトゥネール氏の優勝は、ヨーロッパ出身のミス・ユニバースとしても特筆すべき意味を持ちます。彼女は、1990年に優勝したノルウェー代表のモナ・グルート氏以来、26年ぶりにその任期を全うしたヨーロッパ出身のミス・ユニバースとなりました。過去には2002年にロシア代表のオクサーナ・フョードロワ氏が優勝した例がありますが、彼女は約4か月後にタイトルを剥奪されており、そのケースを除けば、ミトゥネール氏は名実ともに栄冠を手にし、任期を務め上げた最初のヨーロッパ女性となります。

日本からは、中沢沙理氏が日本代表として本大会に出場しました。

本大会では、優勝者および入賞者の他に、特別賞も複数授与されました。

主な特別賞受賞者は以下の通りです。

ミス・コンジニアリティ：ジェニー・キム氏（韓国）
ベスト・ナショナル・コスチューム：テ・テ・トゥン氏（ミャンマー）
* ミス・フォトジェニック：リンディタ・イドリジ氏（アルバニア）

この大会は、開催時期の特異性とフランスの歴史的優勝という点で、ミス・ユニバースの歴史にその名を刻みました。

（最終結果、入賞者、ノート、脚注、外部リンクに関する詳細情報は、提供された情報源には含まれていません。）

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