ミック・グラバム

ミック・グラバム（Mick Grabham、1948年1月22日 - ）は、イギリス出身のギタリストであり、本名はマイケル・グラバム(Michael Grabham)です。彼は、1970年代にロックバンド、プロコル・ハルムのメンバーとして活躍しました。

生い立ちとプロコル・ハルムへの参加

ミック・グラバムは、1948年にイングランド北部のダラム州サンダーランドで生まれました。1970年代初頭、デイヴ・ボールの脱退後、プロコル・ハルムのリードギタリストとしてバンドに加入し、その才能を発揮しました。彼は1973年発表のアルバム『グランド・ホテル』から、1977年発表のアルバム『輪廻』まで、プロコル・ハルムのサウンドを支え続けました。彼のギタープレイは、プロコル・ハルムの音楽に深みと彩りを与え、バンドの音楽性を豊かにする上で重要な役割を果たしました。

プロコル・ハルム再結集とミレニアム・コンサート

1977年にプロコル・ハルムを脱退した後も、ミック・グラバムは音楽活動を続けました。1997年には、ロンドンの南西に位置するサリー州のレッドヒルで開催されたプロコル・ハルムの30周年記念再結集パーティーに参加し、再びプロコル・ハルムのメンバーとして演奏を披露しました。さらに、2000年には、ニュー・ロンドン・シンフォニア（New London Symphonia）と共に、同じサリー州にあるギルフォードで行われたプロコル・ハルムのミレニアム・コンサートに出演し、往年のファンを魅了しました。

映画音楽への貢献

ミック・グラバムは、プロコル・ハルム以外にも、映画音楽の世界でその才能を発揮しています。彼は、カルト的な人気を誇る映画『ロッキー・ホラー・ショー』のサウンドトラックで、「ザ・ウェディング・マーチ」（The Wedding March）を演奏しています。この時の演奏には、プロコル・ハルムの同僚であったドラマーのB.J.ウィルソンも参加しており、二人の息の合った演奏が映画のサウンドトラックを盛り上げました。

プラスティック・ペニー時代

1960年代後半、ミック・グラバムは、ミック・グラハム（Mick Graham）という名前で、プラスティック・ペニーというバンドのギタリストとして活動していました。この頃から、彼はすでにギタリストとしての才能を発揮しており、後のプロコル・ハルムでの活躍を予感させました。

ディスコグラフィ

リーダー・アルバム
Mick The Lad (1972年、United Artists)

外部リンク

Mick Grabham's fan page at Procolharum.com (英語)
ミック・グラバム - Discogs（英語）

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