ミッチ・ジョンソン (バスケットボール)

ミッチ・ジョンソン（Mitch Johnson、1986年11月29日 - ）は、アメリカ合衆国ワシントン州シアトル出身の元バスケットボール選手であり、現在は指導者として活躍しています。身長185cm、体重84kg。
現在はNBAのサンアントニオ・スパーズでアシスタントコーチを務めています。

選手としての経歴

ワシントン州シアトルで生まれ育ち、オデアー高校を卒業後、名門スタンフォード大学に進学。2005年から2009年までの4シーズン、同大学のバスケットボールチームでプレーしました。

129試合に出場し、平均5.3得点、3.0リバウンド、4.1アシストという記録を残しています。フィールドゴール成功率は38.8％、3ポイント成功率は34.9％でした。

NBAドラフトでは指名を受けることはできませんでしたが、Gリーグ（NBA下部リーグ）のタルサ・６６サーズに入団し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。

2009-2010シーズンに7試合に出場し、平均1.4得点、1.0アシストを記録しています。

指導者としての経歴

選手としてのキャリアは短期間で終え、指導者の道へ進むことになります。2011年にシアトル大学でバスケットボールコーチのインターンとして指導者としてのキャリアをスタートさせました。

その後、2016年にはポートランド大学でアシスタントコーチを務める傍ら、ナイキエリートユースバスケットボールリーグでもコーチとして若手の育成に携わりました。

2016年からは、サンアントニオ・スパーズのGリーグチームであるオースティン・スパーズのアシスタントコーチとして3シーズンを過ごし、チームを2018年のGリーグチャンピオンシップ優勝に導く貢献をしました。

2019-2020シーズンからは、念願のサンアントニオ・スパーズのアシスタントコーチに就任し、NBAの舞台で指導者としてのキャリアをスタートさせました。

2019年9月20日、サンアントニオ・スパーズは、名将グレッグ・ポポビッチヘッドコーチのアシスタントコーチとしてジョンソンを正式に雇用したことを発表しました。

2020年11月12日には、フルタイムのアシスタントコーチに昇格し、スパーズのアシスタントコーチを辞任したレジェンド、ティム・ダンカンの後任という重責を担うことになりました。

2021年5月15日には、ポポビッチヘッドコーチがティム・ダンカンのバスケットボール殿堂入りを見守るためにチームを離れた際、フェニックス・サンズとの試合で暫定ヘッドコーチを務めました。（試合は140-103で敗戦）

2023年3月2日には、ポポビッチヘッドコーチが病気のために指揮を執ることができなかったインディアナ・ペイサーズとの試合で再び暫定ヘッドコーチを務め、110-99で勝利を収めました。

2024年11月2日、ポポビッチHCが健康上の問題（後に脳卒中と判明）により無期限で休養することになり、ジョンソンがスパーズの暫定ヘッドコーチに就任しました。

同日、ミネソタ・ティンバーウルブズとの試合でスパーズのコーチとして指揮を執りました。（試合開始の2時間半前にポポビッチHCが病気で指揮を執れないことが判明。スパーズはティンバーウルブズに113対103で勝利）

ジョンソンがスパーズの暫定ヘッドコーチを務めるのは今回で3度目となります。

まとめ

ミッチ・ジョンソンは、選手としては短い期間しかプレーできませんでしたが、指導者としては着実にキャリアを重ねています。その手腕は高く評価されており、今後の活躍が期待されています。

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