ミハイロ・リスティッチ

ミハイロ・リスティッチ（1995年10月31日 - ）は、セルビアおよびボスニア・ヘルツェゴビナ出身のプロサッカー選手です。主にディフェンダー（DF）またはミッドフィールダー（MF）としてプレーし、現在はスペインのセルタ・デ・ビーゴに所属しています。また、セルビア代表としても活躍しています。

クラブ経歴

リスティッチは、FKパルチザン・ドニャ・トルノヴァの下部組織でサッカーキャリアをスタートさせました。その後、FKルダル・ウグリェヴィクを経て、名門レッドスター・ベオグラードの下部組織へ移籍し、着実に成長を遂げました。

2012-13シーズンには、当時の監督リカルド・サ・ピントによってトップチームに引き上げられましたが、最終節での出場機会は得られませんでした。しかし、2014年7月にはプロ契約を締結し、同年8月9日のセルビア・スーペルリーガで念願のトップチームデビューを果たしました。この試合では、ヴカン・サヴィチェヴィッチとの交代出場でした。

当初は守備的ミッドフィールダーとして起用されることが多かったリスティッチですが、監督がミオドラグ・ボージョヴィッチに交代すると、セントラルミッドフィールダー、左サイド、左サイドバックなど、様々なポジションをこなすユーティリティ性を見せました。2016-17シーズンには、左サイドバックにコンバートされ、背番号も73に変更。ルイス・イバニェスの退団後には、左サイドバックのレギュラーとして定着しました。2016年9月14日には、2020年夏までの契約更新を果たしています。

2017年6月30日、リスティッチはロシア・プレミアリーグのFCクラスノダールへ5年契約で移籍。移籍金は約200万ユーロと見積もられ、さらに将来の移籍金の20%がレッドスター・ベオグラードに支払われる契約となりました。UEFAヨーロッパリーグ 2017-18 予選では、7月27日に移籍後初出場を記録。8月17日の同リーグプレーオフでは、古巣レッドスター・ベオグラード相手に強烈なロングシュートを放ちましたが、これはゴールと認められませんでした。試合は3-2でクラスノダールが勝利したものの、2戦合計4-4となり、アウェーゴールの差でレッドスター・ベオグラードが本戦出場権を獲得しました。

2018年2月2日には、ACスパルタ・プラハへ買取オプション付きの1年間の期限付き移籍。

2019年1月12日、フランスのモンペリエHSCへ完全移籍。

2022年5月26日、ポルトガルの強豪SLベンフィカと4年契約を締結しました。

2023年9月1日、スペインのセルタ・デ・ビーゴに3年契約で移籍。

代表経歴

リスティッチは、2013年から2014年にかけてセルビアU-19代表に左サイドバックとして選出されました。2015年にはU-20代表にも招集されましたが、扁桃摘出手術のため、2015 FIFA U-20ワールドカップへの出場は叶いませんでした。U-23代表としては、2015年12月に行われたカタールU-23代表戦で招集を受けています。2016年3月には、U-21代表で初出場を果たしました。

2016年9月には、カタール代表との親善試合でセルビアA代表デビューを飾りました。

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