ミヒャエル・ルンメニゲ

ミヒャエル・ルンメニゲは、1964年生まれのドイツ出身の元サッカー選手です。兄は、バイエルン・ミュンヘンの会長を務めたカール＝ハインツ・ルンメニゲであり、兄弟揃ってサッカー界で名を馳せました。

ルンメニゲは、主に攻撃的MFとして活躍し、その得点能力の高さから10番を背負うことが多くありました。西ドイツ代表としても2試合に出場経験があります。

プロキャリア

バイエルン・ミュンヘン

バイエルン・ミュンヘンのユース時代には、SBSカップ国際ユースサッカーに参加し優勝を果たしました。1982-83シーズンにはトップチームデビュー。1983-84シーズンのブレーメン戦では、兄カール＝ハインツと共にゴールを決めるという兄弟での活躍を見せました。1985-86シーズンのポカール決勝では、2ゴール2アシストの大活躍でチームの優勝に大きく貢献。1986-87シーズンには、UEFAチャンピオンズカップで決勝に進出するも、FCポルトに敗れ準優勝に終わりました。バイエルンでは公式戦通算205試合66ゴールの成績を残しています。

ボルシア・ドルトムント

1988-89シーズンからは、ボルシア・ドルトムントに移籍。同シーズンにはポカールで優勝。1989-90シーズンのDFLスーパーカップでは、古巣バイエルン・ミュンヘンを破り優勝を飾りました。1992-93シーズンのUEFAカップ決勝では、ユベントスとの第1戦で先制ゴールを挙げましたが、惜しくも優勝を逃しました。ブンデスリーガでは通算309試合80ゴールの成績を残しています。

浦和レッズ

1993年9月、Jリーグの浦和レッドダイヤモンズへ移籍。9月25日のリーグカップ清水エスパルス戦で初出場を果たすと、いきなり2ゴールを挙げる活躍を見せました。以降、10番を背負いチームの中心選手として活躍。1994年にはチームトップの11得点を記録し、その中にはJリーグ30周年ベストゴールのボレー/オーバーヘッド部門にノミネートされたゴールも含まれています。Jリーグでは43試合に出場し13ゴールを挙げました。

1995年に現役を引退。

代表歴

西ドイツ代表として、国際Aマッチ2試合に出場。

タイトル

FCバイエルン・ミュンヘン
ブンデスリーガ：3回 (1984-85, 1985-86, 1986-87)
DFBポカール：2回 (1983-84, 1985-86)
DFLスーパーカップ：1回 (1987)

ボルシア・ドルトムント
DFBポカール：1回 (1988-89)
* DFLスーパーカップ：1回 (1989)

ミヒャエル・ルンメニゲは、その卓越した技術と得点能力で、バイエルン・ミュンヘン、ボルシア・ドルトムント、浦和レッズで数々のタイトルを獲得し、各チームで重要な役割を果たしました。特に浦和レッズでの活躍は、日本のサッカーファンにも強い印象を残しています。

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