『ミューコミ』は、
2006年4月3日から2009年3月26日まで放送された
ニッポン放送の
ラジオ番組です。パーソナリティは、
ニッポン放送のアナウンサーである吉田尚記が務めました。この番組のタイトルは「ミュージック」の「ミュー」と「コミック」の「コミ」を組み合わせたもので、独特の波線(〜)が使われています。番組のロゴには「ミュ〜コミ music and comic!」と記載されています。
番組の内容
『ミューコミ』は「
音楽と漫画とラジオ」をテーマにしており、主に
音楽アーティストや声優がゲストとして招かれる形式を取り入れています。なぜ声優が多いかというと、吉田自身がオタクであると公言しているためです。彼は聴取率週間に向けて、首都圏の街角でリスナーに「好きなアーティスト」をインタビューする「ティーンズランキング」を実施し、結果をゲストと共に発表する場を設けました。その手法により、リスナーとの距離が近く、手造り感が伝わる番組作りを実現しています。
人気企画
2008年からは、聴取率を意識し、人気声優をゲストに迎えた火曜日のLOVEコミュ特別編を行い、その回が好評を博しました。また、
2008年8月期の調査では、同時間帯において10代の聴取率1位を獲得するなど、大きな支持を受けながら成長を続けました。
サポーターズパーティと罰ゲーム
この番組では、アシスタントの田中理恵が加わり、ねじれた兄妹のような関係性で進行が進みました。サポーターズパーティ内で行われた罰ゲームも名物で、吉田が生放送中にハリセンで叩かれるという光景が放送史に残ります。特に
2007年8月16日の放送では、課題を達成できず、受付嬢や田中に叩かれる場面が話題になりました。
放送内容とコーナー
放送時間は毎週
月曜日から木曜日の24:00から24:57までで、曜日ごとに多彩なコーナーが設けられていました。
月曜日は「週間タワレコWチャート・カウントダウン」と「ミューコミ・ヴィジュアルストーム」、火曜日は「LOVEコミュ」、水曜日は「ミューコミ・セレクト・ショック!」、木曜日は「渋谷タワレコ・デイリーダッシュ」と「マンガ王!日本一決定戦」といった内容が展開されました。
吉田がパーソナリティを務めたこの番組は、そのユニークなスタイルと、リスナー参加型の企画が多く、多くのファンに支持されました。人気声優やアーティストがゲストとして登場し、リスナーとのコミュニケーションを大切にする番組運営が特徴的です。
終了とその後
2009年3月で放送は終了し、翌月からは吉田が出演する「宇宙GメンEX」が同時間に放送されることとなりました。しかし、その後の2010年1月1日には「吉田尚記のオールナイトニッポン feat.ミュ〜コミ+(プラス)」として復活し、再びリスナーに愛される存在となっています。
このように『ミューコミ』は、
ニッポン放送の
ラジオ番組として多くの人々に親しまれ、
音楽と漫画という魅力的なテーマを通じて新たな価値を提供しました。