ミュージックライン

ミュージックライン（MUSIC LINE）

『ミュージックライン』は、2009年3月30日から始まったNHK-FMの音楽番組です。2015年度から南波志帆がDJを担当し、約10年間にわたり放送されています。この番組は、日本のロックやポップスを中心に構成されており、様々なコーナーやゲストを迎えながらリスナーを楽しませています。

番組の構成と変遷

『ミュージックスクエア』という前の番組と共有する基本的なスタイルがありますが、曲のカットや金曜日のカウントダウンを廃止するなど、徐々に変わりゆく要素も見受けられます。パーソナリティの人数や曜日の配置も異なり、リニューアル前の『ミュージックスクエア』は日替わりで5人が担当していましたが、現在の『ミュージックライン』では1週間を通して1人が主に担当しています。

南波志帆は、歴代のパーソナリティの中でも最も長く担当しており、彼女が引き続き司会を務めることで、安定した人気を誇っています。また、放送は当初月曜から金曜まで行われていましたが、2011年の改編で金曜日が終了し、月曜から木曜に縮小。その後、2018年に再び金曜日の放送が復活し、放送時間も変更されました。2023年度からは放送が21:45から23:00に、2024年度からは21:45から22:30に短縮されるなど、番組の形態が変わっています。

コーナーと内容

番組の冒頭では、オープニングとして3〜4曲が放送されます。毎週月曜日から木曜日には「南波1ソング」というテーマに沿ったリクエストが受付けられ、各曜日ごとに異なるコーナーが設けられています。たとえば、火曜日には1988年以前の楽曲を取り上げる「ヴィンテージナンバ」、水曜日にはカバー曲を特集する「カヴァーナンバ」があります。木曜日には、南波志帆自身が推奨するアーティストを紹介する「ナンバ印」が登場します。

さらに、ゲストコーナーではアーティストを招いてトークを交えながら曲を流す時間も設けられています。2020年には、NHKネットラジオらじる★らじるでの聴き逃し配信が全回可能になり、リスナーにとって利便性が向上しました。

新型コロナウイルスの影響により、2020年には過去の放送を再放送する特別企画が行われ、南波志帆一人での放送へと切り替わりました。リモート出演も採用されるなど、柔軟な対応が求められました。

特別番組とイベント

本番組では、時折特別番組や公開生放送も企画されており、さまざまなイベントが開催されてきました。夏と冬に行われるスペシャル番組では、アーティストゲストとのトークやライブパフォーマンスが行われ、多くのファンが参加しています。また、毎年恒例の「勝手に紅白スペシャル」では、多彩なゲストが出演し、年末の締めくくりを盛り上げる企画として人気を集めています。

まとめ

『ミュージックライン』は、音楽の新しい魅力を提案する番組として多くのリスナーに愛され続けています。多様なジャンルの音楽を楽しみながら、南波志帆のトークや選曲に心を弾ませる毎日が提供されるこの番組は、今後の展開にも期待が寄せられています。音楽ファンには欠かせない存在となっているこの番組が、これからどのように進化していくのかが楽しみです。

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