ミリ・レジェブ

ミリ・レジェブ（Miri Regev）は、1965年5月26日生まれのイスラエルの政治家であり、元軍人です。現在は運輸交通安全大臣を務めています。

生い立ちと軍歴

1965年、モロッコ系ユダヤ人の両親のもとに生まれました。イスラエル軍では広報官を歴任し（2005年 - 2007年）、最終階級は准将でした。

政界入り

2009年の第18回クネセト総選挙にリクードから出馬し、初当選を果たしました。その後、連続当選を重ね、2015年にはスポーツ・文化大臣に就任しました。

クネセト議員としては、第18回では金融委員会、国防委員会、環境委員会、防衛予算に関する委員会に所属し、幅広い分野で活動しました。第19回では、環境委員会委員長を務めました。

2015年、第4次ネタニヤフ内閣において文化・スポーツ大臣として初入閣しました。在任中には、イスラエルで開催された文化の祭典において、アラブ人芸術家の出展を拒否したことがあり、物議を醸しました。2020年発足の第5次ネタニヤフ内閣（ネタニヤフ＝ガンツ内閣）では運輸交通安全大臣に横滑りし、2022年発足の第6次ネタニヤフ内閣でも再び運輸交通安全大臣に任命されました。

政治的主張とパーソナリティ

自身は異性愛者であることを公言していますが、LGBTの活動には賛同的な姿勢を示しています。

モロッコ系ユダヤ人として生まれ、ミズラヒムまたはセファルディムに属します。既婚者であり、3人の子供がいます。英語に加えてスペイン語も堪能です。

ミリ・レジェブは、軍人、政治家として多岐にわたる経験を持ち、イスラエルの政治において重要な役割を果たしています。文化・スポーツ大臣としての活動や、運輸交通安全大臣としての今後の活躍が注目されます。

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