ムラサキカガミ

映画『ムラサキカガミ』解説

『ムラサキカガミ』は、2010年に公開された日本のホラー映画です。三原光尋が監督・脚本を務め、当時10代だった紗綾が映画初主演を果たしました。本作は、女子高を舞台に、学校に伝わる不気味な都市伝説「紫の鏡」をモチーフにした作品です。

あらすじ

女子テニス部の合宿で学校に泊まることになった部員たち。顧問の佐々木紀子から、旧校舎にある大鏡の前で「紫の鏡」と唱えると、焼け爛れた少女が現れるという噂を聞かされます。しかし、1年生部員である神崎美奈子たちは、その大鏡がある旧校舎に宿泊することに。美奈子たちの周りで次々と不可解な現象が起こり始め、それはやがて恐ろしい惨劇へと発展していきます。

キャスト

神崎美奈子：紗綾
蒲田絵里：上杉奈央
山下睦美：森下まい
相田みのり：安岡あゆみ
林理沙：岡本奈月
石田明子：奥家沙枝子
上原優子：井上木綿子
佐々木紀子：長澤奈央

スタッフ

監督・脚本：三原光尋
プロデューサー：小林洋一、村田亮、大垣修也
撮影：西村博光
音楽：遠藤浩二

作品の魅力

本作の魅力は、何と言っても日本の学校に伝わる怪談をモチーフにした、じっとりと纏わりつくような恐怖演出です。旧校舎という閉鎖された空間で、少女たちが不可解な現象に遭遇する様は、観る者に不安と緊張感を与えます。

主演の紗綾をはじめ、若手女優たちの演技も注目ポイントです。日常の延長線上にある恐怖を、等身大の姿で演じています。

特殊メイクや造形にも力が入れられており、焼け爛れた少女のビジュアルは、トラウマになるほど強烈です。

関連情報

紫の鏡： 本作のモチーフとなった都市伝説。紫色の鏡を見ると不幸が訪れる、または特定の言葉を唱えると怪異が現れるなど、様々なバリエーションが存在します。

外部リンク

映画「ムラサキカガミ」オフィシャルサイト
ムラサキカガミ - allcinema
ムラサキカガミ - KINENOTE

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