ムリエウ・グスタヴォ・ベッケル

ムリエウ・グスタヴォ・ベッケル：ブラジルが生んだ才能あるGK

ムリエウ・グスタヴォ・ベッケル（Muriel Gustavo Becker、1987年2月14日生まれ）は、ブラジルのサッカー選手。現在はカンピオナート・ブラジレイロ・セリエBのECヴィトーリアに所属し、ゴールキーパー（GK）として活躍しています。特筆すべきは、リヴァプールFC所属のブラジル代表GKアリソン・ベッカーを弟に持つことでも知られています。

クラブキャリア

インテルナシオナル

ムリエウは、名門SCインテルナシオナルの下部組織出身で、トップチームへと昇格を果たしました。しかし、出場機会を求めて、2009年にはSERカシアス・ド・スルとアソシアソン・ポルトゥゲーザ・ジ・デスポルトスへ期限付き移籍を経験しています。

2016年7月には、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエBのECバイーアへ再び期限付き移籍をしています。

ベレネンセス

2017年6月13日、ムリエウは新天地を求め、プリメイラ・リーガ（ポルトガル1部リーグ）のCFベレネンセスへ2年契約で移籍。自身初の海外挑戦となりました。移籍後初出場は、その16日後のタッサ・ダ・リーガ（ポルトガルリーグカップ）のレアルSC戦。しかし、ホームで0-1と敗北を喫しました。もっとも、対戦相手がこの試合で出場停止選手であったアブ・トゥーレを起用していたため、結果的にベレネンセスが勝利扱いとなりました。

リーグ戦デビューは8月7日。しかし、この試合も1-0で敗れています。

翌シーズン、クラブは分裂し、ベレネンセスSADとして再出発するという状況に見舞われましたが、ムリエウはプロチームに残留。正ゴールキーパーとしてチームを支えました。特に、2018年10月27日のSLベンフィカ戦では、ホームで2-0と完封勝利を収めるなど、その実力を発揮しました。

ベレネンセスでの最後の試合は、2019年5月5日のスポルティング・クルーベ・デ・ポルトゥガル戦。しかし、この試合では相手FWハフィーニャへのパスミスから失点を招き、さらに21分にはレッドカードで退場処分となるなど、不本意な結果となりました。ムリエウに代わって出場したGKギリェルメ・オリヴェイラも7失点を喫し、チームは1-8という大敗を喫してしまいました。

フルミネンセ

2019年7月5日、ムリエウはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエAのフルミネンセFCへ3年半契約で移籍。7月24日にはコパ・スダメリカーナ2019で移籍後初出場を果たし、2-1で勝利を飾りました。しかし、その4日後のリーグ戦デビューでは、自身のミスもあり、チームは2-1で敗北しています。

プレースタイル

ムリエウは、スピードと飛び出しのタイミングに定評がある選手として知られています。

私生活

弟のアリソンは、ブラジル代表の正ゴールキーパーとして活躍しています。2人はインテルナシオナル時代には兄弟揃ってチームに在籍していた時期がありました。

外部リンク

ムリエウ・グスタヴォ・ベッケル - Soccerwayによる個人成績
ムリエウ・グスタヴォ・ベッケル - transfermarkt
* ムリエウ・グスタヴォ・ベッケル - TheFinalBall.com

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