ムーサ・アッ＝タアマリー

ムーサ・アッ＝タアマリー

ムーサ・アッ＝タアマリー（Mouda Alta'mari、1997年6月10日生まれ）は、ヨルダン・アンマン出身のプロサッカー選手です。ポジションはミッドフィールダーで、現在はフランスのリーグ・アンに属するモンペリエHSCでプレーしています。アラビア語では彼の名前はムーサ・アル＝ターマリ、あるいはムサ・アル＝ターマリと表記されることがあります。彼はヨルダン代表としても活動しており、その実力を国際的に発揮しています。

クラブキャリア

ムーサはキャリアをヨルダンのクラブ、シャバーブ・アル・オルドゥンでスタートしました。このクラブでは2016年のヨルダンFAシールド決勝で重要なゴールを決め、優勝に貢献しました。次にアル・ジャジーラ・アンマンに移籍し、ここでも目覚ましい活躍を見せました。特に2018年のAFCカップでは6ゴールを挙げ、西アジア地区決勝進出に大きく寄与しました。

2018年5月28日、ムーサはキプロスのAPOELニコシアに3年契約で移籍し、ヨーロッパでの舞台でも挑戦を始めました。その後、2020年にはベネルクス諸国のOHルーヴェンに移籍し、再び3年契約を結びました。さらに2023年5月11日には、リーグ・アンのモンペリエHSCと新たに3年契約を結びました。この移籍により、ムーサはヨルダン人選手として初めて5大リーグクラブと契約した選手となりました。

リーグ・アンでのデビュー戦は8月13日のル・アーヴル戦であり、この試合で彼の存在は際立ちました。さらに、次のリヨン戦では2ゴールを決め、そのパフォーマンスが評価されてレキップによる週間ベストイレブンにも選出されました。

代表経歴

ムーサはアジアの舞台でも活躍しており、2018年のAFC U-23選手権に出場した実績があります。また、2019年にはAFCアジアカップにも選出され、特にシリアとのグループリーグでは先制点を挙げる活躍をみせました。2024年に行われるAFCアジアカップ2023に向けたメンバーにも選ばれ、初戦ではマレーシア相手に2得点を記録しました。

準決勝では韓国との対戦で、相手選手のバックパスをカットし、先制点へとつなげるプレイを魅せました。その後も彼は1ゴール1アシストを記録し、母国ヨルダンを初めてアジア杯決勝へ導く重要な役割を果たしました。

まとめ

ムーサ・アッ＝タアマリーは、国内リーグのみならず国際舞台でも力を発揮する優れた選手です。彼のキャリアは、ヨルダンのサッカー界における重要な進展を象徴しており、今後もさらなる活躍が期待されます。

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