メガパネル

メガパネル (MEGAPANEL) とは

『メガパネル』は、1990年11月にナムコから発表された落ち物パズルゲームであり、同会社のメガドライブ向けオリジナルソフトとして初めてリリースされました。このゲームは、縦11マス、横6マスのフィールドでブロックを動かし、同色のブロックを3個以上縦または横に揃えて消すことを目的としています。ゲーム開始から一定時間毎に下からブロックが上昇してきて、これが最上部に達するとゲームオーバーとなります。

ゲームの概要

『メガパネル』は、15パズルに基づいたゲームデザインになっており、プレイヤーはブロックを上下左右に動かしていきます。斜めの消去は無効で、連鎖も発生しませんが、スリリングなタイムリミットの中でのパズル解決が求められます。日本国内専用でのリリースに留まり、他機種や海外での展開はありませんでした。

パッケージアートは、魅力的なバニーガールのイラストが施され、裏面には「崩れていくブロックに、この胸のときめきを隠せない」という内容が紹介されています。

ゲームモード

エクササイズモード

このモードは1人用で、画面右側に表示されるクリア条件に従いながら進行します。全30ラウンドからなり、ブロックが最上階まで達するとゲームオーバーになります。

ピンナップモード

こちらも1人用で、隠された女の子のピンナップ画像を見つけることを目的とします。ブロックを消すと上から落ちてくる爆弾がパネルを壊し、全てのパネルが破壊されるとクリア。一度に消したブロックの数だけ爆弾が落ちるので、連鎖を駆使することが求められます。

登場キャラクター

ゲームには個性的なキャラクターが登場し、各キャラクターは特定のピンナップを持っています。ナビゲーターの女の子は、画面下でゲームの進行状況に合わせたセリフを表示します。エンディングでは、一人ひとりのピンナップが振り返られます。例として、愛猫家のたかいみあ（15歳）、バニースタイルのやましなけいこ（22歳）、おしゃれな車を愛しているほしのゆみこ（19歳）など、多彩なキャラクターが存在します。

対戦モード

対戦専用で、最大3回勝負で争います。先に2勝した方が勝者となり、画面に現れるアイテムブロックを利用して戦略的に攻撃や防御を行います。

スタッフ・評価

本作の企画は乗松聡が手掛け、音楽は田島勝朗が担当しました。ゲーム誌のレビューでも高く評価されており、『ファミコン通信』では合計29点、また『メガドライブFAN』の読者投票で19.48点を獲得しました。

最後に

『メガパネル』は、独特のゲームプレイと魅力的なキャラクターによって、当時のプレイヤーに新たな刺激を提供した作品といえるでしょう。落ち物パズルの中でも異彩を放つ体験を与えてくれた本作は、ナムコのゲーム開発の集大成を象徴する存在です。

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