メグメル 〜cuckool mix 2007〜/だんご大家族

メグメル 〜cuckool mix 2007〜 / だんご大家族

「メグメル 〜cuckool mix 2007〜/だんご大家族」は、音楽ユニットeufoniusと茶太が共同制作したスプリットシングルで、2007年10月26日にKey Sounds Labelからリリースされました。それぞれの楽曲は、アニメ『CLANNAD』に関連する重要なテーマを扱っています。

音楽性

eufoniusが手がけた「メグメル 〜cuckool mix 2007〜」は、アニメ『CLANNAD』のオープニングテーマです。この曲は、もともとPCゲーム『CLANNAD』のオープニングとして発表された「メグメル」を新たにアレンジしたもので、音楽ジャーナリストの坂本寛によれば、全体的に打ち込みのスタイルを基盤にしながらもストリングスの生音色が加えられており、より洗練された印象を与えています。また、原曲にはサウンドトラックや劇場版でのバリエーションも存在します。

一方、茶太の「だんご大家族」は、『CLANNAD』のエンディングテーマとして親しまれています。楽曲は、作中で古河渚を象徴するテーマ曲「渚」を土台とし、昔からのアニメにインスパイアを受けたものです。また、riyaが制作した「少女の幻想 ZTS Remix」も収録されており、原作のBGMを基にアレンジされています。

チャート成績

本シングルはリリース後、オリコン週間シングルチャートで特に強い反響を得て、2007年11月5日付で18位を記録しました。初動売上はおよそ7,830枚に達し、2008年3月の初めまでチャートに留まりました。圏外に落ちた後も、同月の第5週には再び191位に返り咲くなど、長い間ファンに支持され続けました。

批評・反響

「メグメル 〜cuckool mix 2007〜」に対し、CDジャーナルはその編曲が「ストリングスを活かしたハウス・アレンジ＆ミックスが見事」と評価し、作品の質を高めるものとして肯定しています。坂本寛は、楽曲のイントロからストリングスの音色が加わるパートが特に印象的であり、映像との連携も見事に表現されていると賞賛しています。

「だんご大家族」についても、CDジャーナルや坂本の見解は一致し、楽曲は「ほのぼの」とした雰囲気を持ち、原作の要素が巧妙に織り込まれた高完成度の作品であるとされます。音楽ユニットfhánaの佐藤純一も本作を「名曲」として称賛し、自身のキャリアに影響を与えた楽曲だと語っています。

また、2015年にはウェブサイト「アニメ！アニメ！」のアンケートで「だんご大家族」が9位に輝くなど、現在でも多くの人に愛され続けています。

収録曲

• - メグメル 〜cuckool mix 2007〜 [4:47]

作詞：riya、作曲：eufonius、編曲：菊地創

• - だんご大家族 [4:32]

作詞・作曲：麻枝准、編曲：たくまる

• - メグメル 〜cuckool mix 2007〜（TV animation ver.）
• - だんご大家族（TV animation ver.）
• - メグメル 〜cuckool mix 2007〜（off vocal ver.）
• - だんご大家族（off vocal ver.）
• - 少女の幻想 ZTS Remix

作詞：Key、作曲：戸越まごめ、Remix：ZTS

このスプリットシングルは、アニメ音楽ファンにとって必聴の一作となっており、実質的に『CLANNAD』の世界観を音楽で味わうことができます。

もう一度検索