メタリックガーディアンRPG

メタリックガーディアンRPGの世界

メタリックガーディアンRPGは、藤田史人氏、林啓太氏、そしてF.E.A.R.による製作で、富士見書房、ゲーム・フィールド、角川グループパブリッシングから出版されました。このゲームはロボットアクションをテーマにしたテーブルトークRPGで、プレイヤーは自分自身が操作するロボット「ガーディアン」と、その操縦士である「リンゲージ」を通じて、戦いの世界へと足を踏み入れます。

ゲームの概要

このRPGは、スタンダードRPGシステムを基に設計されており、プレイヤーが自ら作成したロボットとその操縦士が、それぞれプレイヤーキャラクターのクラスとして表現されます。ゲームのルールブックには、様々なロボットアニメやゲームへのオマージュの要素が感じられる作品が紹介されており、その影響を受けた世界観が楽しめます。

世界観

メタリックガーディアンRPGの舞台は、「機甲歴」と呼ばれる、異なる歴史を持つ世界です。この世界は、二度にわたる大戦によって焼き尽くされた後、人類が復興の道を歩み始めたところです。しかし、その道のりには、奈落の力であるアビスエネルギーを用いて世界征服を企てるラーフ帝国、そしてその手先であるテロ組織デスティニーが立ちはだかります。これに対抗するため、地球連邦は民間軍事会社フォーチュンを設立し、プレイヤーはこの組織に参加することで、ガーディアンを操るリンゲージとして脅威に立ち向かうことになります。

ガーディアンクラス

プレイヤーは、奈落獣との戦闘に特化したガーディアンを操作します。これらのロボットは、特別な金属ALTIMAで構成され、全長は4mから200mに及びます。クラスには、以下のような多様なガーディアンが存在します：

• - カバリエ（軍用兵器、汎用性が高い）
• - ディザスター（特化型砲撃能力、目的に合わせて脚部換装可能）
• - ファンタズム（近接攻撃が得意、魔法能力を持つ）
• - ミスティック（精霊を召喚し、高い砲撃能力を持つ）
• - マシンザウルス（生物をロボット化した形状）

これらのクラスは、それぞれに独自の特性を持っており、プレイヤーは戦闘スタイルに応じて選択できます。

リンゲージクラス

リンゲージは、ガーディアンを操作するパイロットを表し、役割ごとに異なる能力が設定されています。例には、敵への直接攻撃を担当するストライカーや、味方を支援するコンダクターなどがあります。これにより、チームの戦略を組み立てる楽しさが倍増します。

作品一覧とルール

メタリックガーディアンRPGには、基本ルールブックから多数のリプレイやサプリメントまで豊富な資料が用意されています。特に各サプリメントでは新しいガーディアンクラスやルールが追加されており、プレイヤーは自身のプレイスタイルに合った内容を楽しむことができるのです。また、他のシステムとのコンバートも可能ですが、元のクラスをメタリックガーディアンRPGに適合させるための手間がかかることも知っておくべきポイントです。

結論

メタリックガーディアンRPGは、自らのロボットを操作し、魅力的な世界観と多彩なクラス設定を楽しむことができるテーブルトークRPGです。独自のルールとさまざまなオプションを活かして、仲間と共に新たな冒険に挑むことができるこのゲームは、ロボットファンやRPGファンにとって魅力的な選択肢となっています。

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