メダルウィナーズオープン

メダルウィナーズオープンは、2012年から国際スケート連盟（ISU）の公認で行われている、フィギュアスケートのプロアマ混合国際大会です。

大会の概要

この大会の最大の特徴は、出場資格が非常に限られている点です。オリンピック、世界選手権、ヨーロッパ選手権、四大陸選手権、グランプリファイナルという、フィギュアスケートにおける主要な5大会でメダルを獲得した選手のみが出場を許されます。この条件を満たしていれば、プロ・アマチュアの区別なく出場が可能です。

競技は男女シングルに分かれて行われ、各6名の選手が参加します。男子は3分30秒、女子は3分のフリープログラムで競い合います。競技会であるため、採点はISUの採点方法に準じて行われ、上位3名の選手にはメダルが授与されます。ジャッジはISUから派遣された9名で構成されます。

ルール詳細

演技はウェルバランスプログラムによって行われ、各スケーターは技術だけでなく、より高い芸術性を表現することが求められます。演技時間は女子が3分、男子が3分30秒で、それぞれ10秒間の増減が認められています。

ジャンプ要素については、2回転以上のジャンプを3つまで組み込むことが可能です。そのうち1つは、コンビネーションジャンプ（2つのジャンプから構成される）またはシークエンス（ジャンプの連続）にすることができます。シークエンスに含むジャンプの数に制限はありませんが、難易度の高い2つのジャンプの得点が採用されます。演技後半のジャンプには、基礎点に1.1倍の係数が掛けられます。

スピンについては、異なるアブリビエーション（略記号）のスピンを3つまで組み込むことができます。また、コレオグラフィック・シークエンスも1つ必須です。

音楽に関しては、ボーカル入りの音楽も使用可能です。また、特殊照明を使用した演出も許可されています。ただし、イス、机、ピアノなどの使用は禁止されており、帽子、剣、杖、傘などの小道具は使用可能です。小道具を氷上に落下させた場合でも減点はありません。

採点はISUの採点方法に準じているため、プロスケーターによる演技であっても、減点対象となる要素が含まれていれば減点されます。例えば、2012年の大会では、フィリップ・キャンデロロ選手が演技中にバックフリップを披露しましたが、これは減点対象となりました。

その他

この大会は、メダリストたちがその実力を披露する場として、また、フィギュアスケートの新たな魅力を発信する場として、多くのファンに注目されています。

関連項目

フィギュアスケート競技会
国際スケート連盟
フィギュアスケートジャパンオープン

外部リンク

メダルウィナーズオープン2012 公式結果
メダルウィナーズオープン2012 公式サイト
メダルウィナーズオープン2015 公式結果
メダルウィナーズオープン2015 公式サイト
メダルウィナーズオープン2016 公式結果
* メダルウィナーズオープン2016 公式サイト

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