メッセージバード

メッセージバードとは

メッセージバードは、nano communication Co.,Ltd.が提供していたスマートフォン向けチャットアプリケーションです。愛称は「メセバ」で、Google PlayとiTunesで合計260万ダウンロード以上を記録しました。2011年8月にサービスを開始し、2019年9月30日にサービスを終了しました。

概要

サービス開始当初は月間45万通程度のメッセージ送受信でしたが、12月には1日100万通、翌年1月末には1日200万通と急速に利用が拡大しました。メッセージがランダムに受信されるため、興味を持ったメッセージに返信することで、送信者とチャットができます。また、世界中の誰かに向けてメッセージを送信することも可能で、受信者からほぼリアルタイムに返信が届くのが特徴です。メッセージ送信累計は100億通を超えています。

バードポイント（BP）

メッセージバード内で使用されるポイントで、略称はBPです。新規ダウンロード時に150BPが付与され、メッセージ送信時に5BP消費します。また、メッセージに返信すると、初回のみ1BPが付与されます。BPはプロフィールの画像変更など、他の場面でも消費されます。

NGワード

メッセージのやり取りには厳格なNGワードが設定されています。アプリのFAQでは、「相手を傷つける言葉や、他アプリ・サービスへの勧誘を禁止している」と説明されています。NGワードに該当するメッセージは送信できず、運営事務局が過去のやり取りを確認します。

NGワードの一例:

@ (アットマーク): メールアドレス交換防止のため
LINEなどの連絡手段となるアプリ名
カカオトーク: 「カカオ」を含むメッセージも不可
Skype
性的な内容: Sexなど。一部例外あり

ピクチャーメール機能

2014年3月より、メッセージに画像を添付できる機能が追加されました。アプリ上に4枚まで画像をストックでき、送信時に選択できます。画像が4枚に達した場合は削除が必要ですが、1日に10枚まで追加できます。過去に利用停止歴のあるユーザーは使用できません。

通話機能

2015年10月より、ユーザー同士で無料通話ができる機能が追加されました。ただし、返信した相手とのみ通話が可能です。特に深夜帯での利用が増加傾向にありました。

利用制限と利用停止

NGワードを繰り返し送信しようとしたり、不適切な画像をプロフィールに設定した場合、連続投稿など、悪質な行為があった場合に、利用制限や利用停止の措置が取られます。

利用制限:

送受信が制限され、世界中に向けたメッセージ送信や受信メッセージ数が減少します。ただし、返信やフレンドへのメッセージは可能です。制限は、適切な内容のメッセージを送信し続けることで解除されます。

利用停止:

アプリ起動時に、利用停止解除までのカウントダウンが表示されます。期間中は運営事務局へのメッセージ送信と機種変更手続き以外は何もできません。利用停止が解除されると利用制限になります。

永久利用停止:

アプリ起動時に、「お客様は永久利用停止となりました」と表示され、運営事務局へのメッセージ送信と機種変更手続き以外、何もできなくなります。

メディア掲載

2012年12月から2013年5月にかけて、テレビ東京の番組「オードリーの神アプリ@新世紀-UP DATE-」で複数回紹介され、コラボ企画も実施されました。番組内では、オードリーの若林正恭がプライベートで本アプリを利用し、エジプト人と交流したエピソードも紹介されました。

関連項目

ソーシャル・ネットワーキング・サービス
インスタントメッセンジャー
LINE (アプリケーション)
カカオトーク

外部リンク

Google Play メッセージバード
iTunes メッセージバード

脚注

(脚注は省略)

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