メッツァ (テーマパーク)

メッツァ：埼玉県飯能市の郊外型レジャー施設

埼玉県飯能市にあるメッツァは、フィンランド語で「森」を意味し、自然に囲まれた空間でムーミンの世界を体験できるテーマパークや北欧のライフスタイルをテーマにした複合施設です。この施設は、ムーミンテーマパーク「ムーミンバレーパーク」と「メッツァビレッジ」から成り立っています。

計画と開業の経緯

メッツァのプロジェクトは2015年に始まり、事業主体であるフィンテックグローバルは、埼玉県飯能市に「ムーミン」テーマのパークを2017年春にオープンする計画を発表しました。当初は都市部での開業を予定していましたが、ムーミンの物語の特徴を最大限に生かすため、自然豊かな宮沢湖周辺の土地を取得する方針が決まりました。

計画は当初のスケジュールから延期され、2017年に地鎮祭が行われました。2018年には施設が完成し、同年11月にはメッツァビレッジが先行オープン、2019年にはメインの「ムーミンバレーパーク」が開業しました。

ムーミンバレーパークのアトラクション

ムーミンバレーパークは、ムーミンの物語を体験できるよう工夫されたテーマパークです。四つのエリアがあり、各エリアにはさまざまなアトラクションやショップが設けられています。

1. はじまりの入り江エリア

このエリアは施設の入口で、ウェルカムゲートやパンケーキレストラン、ムーミンのお土産が買える「はじまりの店」があります。

2. ムーミン谷エリア

水浴び小屋やムーミン屋敷、海のオーケストラ号などのアトラクションがあります。また、2024年にはリトルミイの映画館もオープン予定で、ムーミンの体験の幅が広がります。

3. コケムスエリア

ムーミン谷の売店や食堂、カフェ、『KOKEMUS』というワークショップがあり、訪れる人々に北欧の文化や食事を体験する場を提供します。

4. おさびし山エリア

こちらには冒険心をくすぐるフライングおにのジップラインやヘムレンさんの遊園地、天文台などがあります。家族連れや友達同士で楽しむことができる仕掛けがたくさん存在します。

メッツァビレッジの魅力

メッツァビレッジは北欧のライフスタイルを堪能できる公共エリアで、レストランやマーケット、カフェ、クラフトビブリオテック、カヌー工房などが設置されています。これにより、訪問者は食事や買い物を通して北欧文化を直に体験できます。

アクセス情報

メッツァはアクセスも便利で、西武池袋線の飯能駅北口から直通バスが出ており、バス停も設けられています。また、東京駅からは高速バスも運行されており、多くの方が訪れることが可能です。周辺にはトーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園や巾着田、所沢サクラタウンなどの観光スポットもあります。

メッツァはムーミンの不思議な世界を楽しむだけでなく、北欧の文化や自然も体験できる素晴らしいスポットです。

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