メルギム・ベリシャ

メルギム・ベリシャ：新世代を担うストライカー

メルギム・ベリシャ（Mërgim Berisha）は、1998年5月11日生まれ、ドイツ・バイエルン州出身のプロサッカー選手です。現在はブンデスリーガのTSG1899ホッフェンハイムに所属し、フォワード（FW）として活躍しています。

レッドブル・ザルツブルクでの飛躍

ベリシャは2008年にオーストリアへ渡り、レッドブル・ザルツブルクのユースアカデミーに入団。2014年には傘下のFCリーフェリングへ昇格し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。2016年にはトップチームへ昇格し、2020年までの契約を締結。2016-17シーズンには2部リーグで14ゴールを記録し、トップチームでの出場機会を掴みました。

2017-18シーズン以降は、LASKリンツなどへのローン移籍で経験を積み、着実に成長。2019年1月からはSCラインドルフ・アルタッハへ移籍し、得点能力が開花。2020年1月には、アーリング・ブラウト・ハーランドや南野拓実らの移籍に伴い、ザルツブルクへ復帰しました。

復帰後の2020-21シーズンには、UEFAチャンピオンズリーグで初ゴールを含む量産体制に入り、その活躍ぶりから「ドイツのハーランド」として注目を集めました。

海外での挑戦とブンデスリーガ復帰

2021年9月にはフェネルバフチェSK（トルコ）へ移籍し、新たな挑戦を開始。その後、FCアウクスブルク（ドイツ）へのレンタル移籍を経て、2023年夏に完全移籍。そして、2023年8月30日、TSG1899ホッフェンハイムへの4年契約での移籍を果たし、ブンデスリーガの舞台へ復帰しました。

代表としての活躍

ベリシャは、2019年からU-21ドイツ代表に招集され、2021年のUEFA U-21欧州選手権にも出場しています。

プレースタイルと人物像

ベリシャは、恵まれた体格と高い得点能力を兼ね備えたストライカーです。ゴール前での嗅覚に優れ、左右両足から強烈なシュートを放つことができます。また、空中戦にも強く、セットプレーでも脅威となります。

両親はコソボ出身のアルバニア人であり、憧れの選手はズラタン・イブラヒモヴィッチであると公言しています。

主なタイトル

UEFAユースリーグ: 2016-17（レッドブル・ザルツブルクユース）
オーストリア・ブンデスリーガ: 2016-17, 2019-20, 2020-21（レッドブル・ザルツブルク）
* オーストリア・カップ: 2016-17, 2019-20, 2020-21（レッドブル・ザルツブルク）

メルギム・ベリシャは、その才能と努力で着実に成長を遂げている、今後が期待される若手ストライカーです。今後の活躍から目が離せません。

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