メルト・ミュルドゥル

メルト・ミュルドゥル（Mert Müldür, 1999年4月3日 - ）は、オーストリアのウィーンで生まれたトルコ人プロサッカー選手です。現在はスュペル・リグ（トルコ1部リーグ）の強豪、フェネルバフチェSKに所属し、トルコ代表としても活躍しています。ポジションは主にディフェンダー（DF）を務めます。

クラブキャリア

6歳の頃から地元の名門クラブ、SKラピード・ウィーンのユースアカデミーで育成されました。2017年には傘下のチームIIに昇格し、オーストリア3部リーグで経験を積みます。2017-18シーズンには23試合に出場し、その才能の片鱗を見せました。シーズン終盤にはトップチームに昇格し、2018年5月13日のレッドブル・ザルツブルク戦でオーストリア・ブンデスリーガ（1部リーグ）デビューを果たします。同年5月29日にはクラブと正式なプロ契約を締結し、3年契約を結びました。翌2018-19シーズンには先発に定着し、リーグ戦28試合に出場するなど、主力選手として活躍しました。

2019年8月20日、イタリア・セリエAのUSサッスオーロ・カルチョへの移籍が発表されました。サッスオーロでは、主に右サイドバックとしてプレーし、セリエAの舞台で経験を積みました。

2023年8月2日、トルコのフェネルバフチェSKに4年契約で移籍しました。故郷に近いトルコでのプレーを選んだことで、更なる活躍が期待されています。

トルコ代表

ウィーンで生まれ育ちましたが、両親がトルコ人であるため、ユース年代から一貫してトルコ代表を選択しています。2018年10月11日には、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表との親善試合で、19歳にしてフル代表デビューを果たしました。以降、コンスタントに代表に選出され、重要な戦力として活躍しています。

メルト・ミュルドゥルは、右サイドバックを主戦場としながらも、センターバックや左サイドバックもこなせるユーティリティ性を持っています。また、守備だけでなく、攻撃的なプレーも得意としており、積極的なオーバーラップや正確なクロスでチームに貢献します。若くして海外リーグでの経験も豊富で、今後の更なる成長が期待される選手です。

もう一度検索