メンバー (お笑いコンビ)

メンバーの魅力と活動

『メンバー』は、吉本興業広島事務所に所属するお笑いコンビであり、関西の伝統的な笑いのスタイルを受け継ぎながらも、独自の芸風で人気を博しています。彼らは大阪NSC29期生として、共に島根県益田市で幼少期からの友人として育った二人、山口提樹と潮圭太から成り立っています。

メンバー紹介

山口 提樹（やまぐち だいじゅ）

生年月日：1987年5月3日（38歳）
役割：ボケ・ネタ音源制作担当
身長：162cm
体重：70kg
特徴：坊主頭で、実家は寺院。イラストに対する情熱があり、自作のLINEスタンプを広島吉本の芸人向けにデザインした過去があります。 仕事と育成活動を両立させている姿勢が多くのファンに支持されています。

潮 圭太（うしお けいた）

生年月日：1987年6月16日（38歳）
役割：ツッコミ
身長：172cm
体重：65kg
特徴：島根県立益田工業高等学校を卒業し、野球部主将として活躍していた経歴があります。スポーツを通じた熱いエネルギーを漫才に注ぎ込むスタイルが魅力的です。

経歴の歩み

メンバーは小学校1年生からの幼なじみであり、高校生の頃にコンビを結成しました。ネタ合わせは山口の実家の寺院で行い、お笑いコンテストにもチャレンジしていました。2006年には大阪のNSCに入学しますが、都会の生活に圧倒され、半年での通学が困難になり、正式な卒業には至りませんでした。

22歳の頃、広島吉本のオーディションを受け入社後、公式な芸歴が始まります。週5日働きながら、営業やライブに出演し続け、新たなコンビ名「メンバー」を決定しました。それ以前は「ワンオンワン」という名で活動していましたが、吉本入りの際にシンプルさを求めて改名を行いました。

笑いへの挑戦

2015年には『水曜日のダウンタウン』で、自らのコンビ名が全国ネットに登場するなど、少しずつその名を広めていきました。特筆すべきは、2018年に参加した第6回歌ネタ王決定戦での優勝です。無名の状態から決勝に進出し、審査員から高評価を受けたことは、地方事務所出身のコンビとしては特筆すべき快挙でした。その後も歌ネタ王決定戦には参加し、何度も好成績を収めています。

芸風とスタイル

彼らの漫才は、リズムを重視した「リズム漫才」が特徴です。山口が制作したオリジナルの音楽に合わせて、歌いながら漫才を展開します。これにより、音楽と笑いの融合を実現し、ユニークなパフォーマンスを披露しています。初めてのリズム漫才は、山口がアルバイト中に感じたインスピレーションから生まれたとのことです。

最近では、YouTubeチャンネルも開設し、音声加工を利用した新たな音楽ネタも展開しています。元々コント中心の活動から、歌ネタへの転向にあたっては葛藤もありましたが、徐々に歌ネタ芸人としての自信を深めていきました。

今後の展望

『メンバー』は広島吉本に所属しながらも、なんばグランド花月での出演や冠ライブを計画しており、さらなる成長が期待されます。これからのパフォーマンスや新たな挑戦にも注目が集まります。彼らが描く未来の笑いの世界が楽しみです。

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