モザイクガーデン

モザイクガーデンは、かつて兵庫県神戸市の神戸ハーバーランドに位置していた、入場無料のミニ遊園地でした。複合商業施設神戸MOSAICに隣接し、1995年（平成7年）に阪神・淡路大震災からの復興のシンボルとしてオープンしました。

神戸港に面した絶好のロケーションにあり、レストラン船コンチェルトが発着する高浜岸壁に位置していました。中ふ頭エリアを一望できるその立地から、休日には多くの家族連れやカップルで賑わい、神戸の代表的なデートスポットの一つとして親しまれていました。

しかし、時代の流れとともに、2012年（平成24年）3月15日にミニコースターの運行が終了し、同年5月6日には観覧車を除く全てのアトラクションが営業を終えました。その後、跡地には2013年（平成25年）4月19日に、人気アニメキャラクター「アンパンマン」をテーマとした神戸アンパンマンこどもミュージアム&モールが開業し、新たな賑わいを見せています。

モザイクガーデンの歴史

1992年（平成4年）10月1日 - 神戸モザイク開業
1995年（平成7年）12月14日 - モザイクガーデン開業
2003年（平成15年）7月 - 観覧車にシースルーゴンドラ「スカイハーバー」を2基導入
2007年（平成19年） - 観覧車の外観を白から赤に塗り替え
2011年（平成23年）8月5日 - 観覧車のイルミネーションをLED化し、加速度センサーを搭載したストーリー性のあるアニメーションを導入
2012年（平成24年）
3月15日 - ミニコースター運行終了
5月6日 - 観覧車以外のアトラクション運行終了
2013年（平成25年）
1月6日 - スカイハーバー運行終了
4月19日 - 全ゴンドラに冷房を設置、「ドキンズハートカフェゴンドラ」4基導入

観覧車・ワンダーホイール

モザイクガーデンのシンボルであった観覧車は、世界で初めてイルミネーション機能を搭載した観覧車として知られています。元々は1993年（平成5年）7月に六甲ランドAOIAにオープンしましたが、1995年の阪神・淡路大震災で甚大な被害を受け、営業再開を断念しました。

その後、観覧車、メリーゴーランド、ウェーブスィンガー、ミニコースターはモザイクガーデンに移設され、神戸港の夜景を彩る存在として長く親しまれてきました。2003年（平成15年）7月には、シースルーゴンドラ「スカイハーバー」が導入され、リニューアルオープンしました。観覧車からは、メリケンパークやポートアイランドなど、神戸の美しい海岸線を一望することができました。

2007年（平成19年）には観覧車全体が白から鮮やかな赤色に塗り替えられ、イメージチェンジを図りました。2011年（平成23年）8月5日には、イルミネーションがLED化され、より鮮やかで美しい光を放つようになりました。

2013年（平成25年）4月19日には、神戸アンパンマンこどもミュージアム&モールの開業に合わせてゴンドラがリニューアルされ、全ゴンドラに冷房が設置されました。また、ドキンちゃんのイラストが描かれた「ドキンズハートカフェゴンドラ」が4基導入されました（スカイハーバーは撤去）。

終了したアトラクション

モザイクガーデンには、数多くの人気アトラクションが存在しましたが、2012年（平成24年）5月6日に多くのアトラクションが営業を終了しました。

スカイハーバー（2013年（平成25年）1月6日営業終了）
ミニコースター（2012年（平成24年）3月15日営業終了）
アラビアンメリー
2層メリーゴーランド
ウォーターラグーン（夏季限定）
ゴーストマンション
4Dアトラクション 渋谷怪談 コインロッカーのサッちゃん
マジックハウス
パーフェクトピッチング
シーソーゲーム
フリースロー9
アクアブラスタ
サファリペット

2012年（平成24年）以前に終了したアトラクションもあります。

ウェーブスィンガー
アメリカンホラー倉庫
鏡の恐怖迷路
BIOHAZARD 4D-EXECUTER
アストロジェット
モザイクガーデンKIDS
* 3D体験実感シミュレーター

モザイクガーデンは、短い期間ではありましたが、神戸の街に笑顔と活力を与え、多くの人々の思い出に残る場所として、その役割を果たしました。

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