モモっとトーク

モモっとトーク：人気男性声優が織りなすウェブラジオの軌跡

2005年11月11日に放送が開始され、2012年9月に惜しまれつつ幕を閉じたウェブラジオ番組『モモっとトーク』。本番組は、数多くの男性声優をゲストに迎え、彼らとの軽妙なトークや、パーソナリティによるアドリブ満載のドラマなどで人気を博しました。

3人のパーソナリティと番組の変遷

番組開始当初のパーソナリティは遊佐浩二。毎月第2・4金曜日に更新され、約30～40分の放送時間の中で、BLCDに携わった男性声優をゲストに招き、2回にわたるトークを展開していました。この初期の『モモっとトーク』では、ゲストへの質問を事前にリスナーから募集するなど、視聴者参加型の要素も盛り込まれていました。

2007年12月14日からは、川田紳司が2代目パーソナリティに就任。放送頻度は月に1回、第4金曜日に変更され、放送時間は40分程度に落ち着きました。この期間もゲストとのトークが中心でしたが、より洗練された番組構成へと進化を遂げました。

そして2010年1月29日、3代目パーソナリティとして高橋広樹が登場。放送頻度は川田紳司の代と変わらず、毎月第4金曜日に更新されましたが、放送時間は1時間を超えるボリュームに。番組内では、高橋広樹自身のコーナー「高橋番組（仮）」や、ゲストとのトーク、そしてアドリブでのドラマパートが展開され、バラエティに富んだ内容が特徴でした。特に「高橋番組（仮）」では、卵かけご飯専用醤油の開発という、ラジオ番組の枠を超えた企画も実施され、話題を呼びました。2011年12月からは、このコーナーが外ロケ形式となり、動画配信も行われるようになりました。

各パートの詳細

遊佐浩二時代

CM: 放送開始前に、視聴サイトによって異なるCMが流れていました。
フリートーク: パーソナリティによるフリートークコーナー。
CM（第2金曜日）: MOTTO!ENTERTAINMENTから発売されたCDの宣伝用ショートドラマが放送されました。
オマケドラマ（第4金曜日）: ゲストから出されたお題に基づいて、遊佐浩二とゲストがアドリブでドラマを演じるコーナー。ギャグ路線が中心でした。
ゲストトーク: 事前に募集した質問に答える形式で、ゲストとのトークが展開されました。
エンディング: リスナーからのメールを紹介するコーナー。

川田紳司時代

ゲストトーク: ゲストとのトークは、前半がラジオで放送され、後半はCDに収録されて発売されました。
オマケドラマ: ゲストと川田紳司によるアドリブドラマ。
エンディング: ふつおた（普通のメール）の紹介と、ゲストも交えたトーク。

高橋広樹時代

高橋番組（仮）: 高橋広樹単独、もしくはスタッフとのトークコーナー。毎回異なる企画が展開されました。
ひとり5役ドラマ: 高橋広樹による、リテイクなしの一発録りドラマ。
衣装つく: ディナーショー用の衣装制作過程を追うミニコーナー。
囁き系Webドラマ: リスナーが主人公となる、囁き声が魅力的なWebドラマシリーズが複数展開されました。
ゲストトーク: ゲストとのトークは、前半がラジオで放送され、後半はCDに収録されました。
* エンディング: ふつおたの紹介と、ゲストも交えたトーク。

CDシリーズ

『モモっとトーク』では、放送されたトークやドラマを収録したCDが多数発売されました。パーソナリティやゲストによって、様々なシリーズが展開され、番組をさらに深く楽しむためのアイテムとして人気を博しました。特に、高橋広樹時代の囁き系Webドラマは、CD化され、多くのファンに支持されました。

番組終了

2012年9月、他の桃系番組と共に終了。短い期間ながらも、多くのリスナーに愛され、熱狂的なファンを生み出した『モモっとトーク』は、男性声優ファンにとって、かけがえのない思い出として今も語り継がれています。その魅力は、パーソナリティとゲストの絶妙な掛け合い、そしてアドリブで生まれた笑いと感動、そして、リスナー参加型の企画など、様々な要素が融合した、唯一無二のウェブラジオ番組だったと言えるでしょう。

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