モリーナ・バッカリン

モリーナ・バッカリン（Morena Baccarin）は、1979年6月2日にブラジル・リオデジャネイロで生まれました。彼女は女優の母ヴェラ・セッタとジャーナリストの父フェルナンド・バッカリンの間に育ちました。7歳の時に家族と共にアメリカに移住し、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジで生活を始めました。そこで彼女は中等教育を受け、その後、名門ジュリアード学院に入学しました。

彼女の女優としてのキャリアは多岐にわたり、数多くのテレビシリーズにゲスト出演しています。『NUMBERS 天才数学者の事件ファイル』や『メンタリスト』、さらに『ラスベガス』や『ミディアム霊能者アリソン・デュボア』などでその才能を発揮しました。また、『ダート』や『ママと恋に落ちるまで』、そして『グッド・ワイフ』なども含め、様々な役柄を演じました。

特に、2002年から2003年に放送されたSFテレビシリーズ『ファイヤーフライ宇宙大戦争』ではイラーナ役を演じ、高い評価を受けました。さらに、2006年から2007年には『スターゲイト SG-1』でアドリア役を演じるなど、SFファンの間でも知られる存在となりました。

モリーナは映画にも出演し、2007年の『トレジャー・オブ・エジプトファラオの秘宝』や2008年の『スターゲイト真実のアーク』などで印象的な役を演じました。2009年から2011年には、ABCのテレビシリーズ『V』においてアナ役を務め、2010年第36回サターン賞のテレビ部門助演女優賞にノミネートされるなど、話題となりました。さらに、2011年と2012年にも同部門でのノミネートを果たしています。

また、アニメシリーズ『バットマン:ブレイブ&ボールド』では声優としても活躍しました。2011年から2013年にかけては、人気ドラマ『HOMELAND』でニコラス・ブロディの妻ジェシカを演じており、プライムタイム・エミー賞に助演女優賞としてノミネートされることにも成功しました。

私生活においては、2011年11月にプロデューサーのオースティン・チックと結婚し、2013年に息子をもうけます。しかし、その後離婚調停を経て離婚が成立しました。2015年には、ドラマ『GOTHAM/ゴッサム』で共演した俳優ベン・マッケンジーとの間に子どもを妊娠し、2016年に出産。2017年には再婚を果たしています。

彼女のキャリアは非常に多様であり、特にテレビシリーズでの存在感は多くのファンに愛されています。彼女がこれからどのような作品に出演するのか、今後の動向が期待される女優です。

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