モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”

東京ディズニーランド『モンスターズ・インク“ライド＆ゴーシーク！”』：魅惑のモンスターシティ探検

東京ディズニーランドの人気アトラクション、『モンスターズ・インク“ライド＆ゴーシーク！”』は、ピクサー映画『モンスターズ・インク』の世界観を再現したライド型アトラクションです。2006年の導入決定を経て、パナソニックのスポンサー協賛を得て、2009年4月15日にグランドオープン。その後、2010年にはリニューアルオープンを果たし、現在も多くの人々に愛されています。かつて『ミート・ザ・ワールド』が位置していたトゥモローランドに、モンスターズ社の建物がそびえ立つ姿は、来園者の目を惹きつけます。

アトラクション概要：笑いと驚きが詰まったかくれんぼゲーム

アトラクション名は、英語のかくれんぼ「ハイド・アンド・シーク」をもじったもの。ゲストはブーと共にモンスターシティを訪れ、モンスターたちとのユニークなかくれんぼゲームに参加します。セキュリティトラムと呼ばれるライドに乗り込み、フラッシュライトを使って隠れているモンスターを探します。ロッカールームや爆笑フロアなど、映画でおなじみの場所を巡りながら、様々なモンスターとの出会いを楽しめます。モンスターたちの反応は、フラッシュライトをヘルメットのMマークに照射することで変化します。

キャストは、モンスターズ・インクの警備員という設定。サリー社長の指示により、人間と接する経験の少ないモンスターたちをサポートする役割を担っています。コスチュームには「MONSTER'S INC SECURITY」のロゴが記されています。

約100億円という巨額の投資によって実現した本アトラクションは、オープン当初、5時間半待ちの長蛇の列ができるほどの人気ぶりでした。年齢制限や身長制限はなく、誰でも気軽に楽しめます。ただし、補助なしで座っていられない乳幼児は利用できません。車椅子利用の場合も、キャストに相談の上、対応してもらえます。また、定員は、7歳未満の子供を含む場合は3人乗り、7歳以上の場合は2人乗りとなっています。7歳未満の子供は16歳以上の同伴が必要です。

2010年のリニューアル：さらにパワーアップしたモンスターシティ

2010年5月には、リニューアルオープンを実施。ブーやモンスターたちの追加、新たなヘルメットの導入、セリフの変更、液晶画面の追加など、多くの改良が施されました。リニューアルによって、より一層、映画の世界観に没入できるようになりました。また、終盤には、ブーの笑いによるスパーク演出と共に写真撮影が行われ、アトラクション後にモニターで確認できます。

ストーリー：映画のその後を描くオリジナルストーリー

アトラクションのストーリーは、映画の後の出来事を描いています。人間の世界に送り返されたブーを再びモンスターシティに招き、サリーやマイクたちは、彼女のために、そしてゲストのために、かくれんぼゲームを企画します。ゲームの途中で、追放されたはずのランドールが影で暗躍しているという噂も…。ゲストは、このワクワクする冒険の鍵を握ることになります。

その他の見どころ：細部に隠されたこだわりと、関連施設

アトラクション内には、映画の世界観を忠実に再現した細かな演出が随所に施されています。正面エントランスの社訓は、映画と異なり「IT'S LAUGHTER WE'RE AFTER（私たちは、皆さんの笑いを求めています）」に変更されています。ファストパス発券機からは、モンスターたちの声がランダムで流れます。また、ショップの前にはマイクの車が駐車されており、フォトスポットとしても人気です。さらに、隠れミッキーも存在するなど、探求心をくすぐる仕掛けも満載です。

アトラクションに隣接してオープンした『モンスターズ・インク・カンパニーストア』では、アトラクション関連グッズや、モンスターズ・インク社員のメッセージが書かれた商品など、ここでしか手に入らない限定アイテムが販売されています。

2009年には、夏のスペシャルイベント『クラブ・モンスターズ・インク“笑いってクール！”』も開催されました。サリーとマイクがシンデレラ城前にクラブを開設し、ミッキーやミニーたちと賑やかな時間を演出しました。

『モンスターズ・インク“ライド＆ゴーシーク！”』は、単なるアトラクションではなく、細部までこだわり抜かれた、忘れられない体験を提供するエンターテイメント空間です。東京ディズニーランドを訪れた際は、ぜひ、モンスターたちの世界に足を踏み入れてみてください。

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