『
モータルコンバット』(Mortal Kombat)は、2021年に公開されたアメリカの
アクション映画で、1995年の同名映画のリブート作品です。本作は
ミッドウェイゲームズによって開発された人気対戦型格闘ゲームを基にしており、R15+指定の内容となっています。監督を務めるのはサイモン・マッコイドで、彼にとって映画監督デビュー作となる重要な作品です。
あらすじ
本作の物語は、1617年の日本に始まります。中国の忍者組織である燐塊に率いられたビ・ハンが、ハサシ・ハンゾウの家を襲撃します。その結果、ハンゾウは悲劇的に家族を失い、彼自身も戦いに敗れます。しかし、彼の遺体は行方不明になり、地球の守護神であるライデンが彼の幼い娘を救います。
現代に移り、魔界との戦いに向けた『
モータルコンバット』と呼ばれる大会は、9回連続して人間界が敗北するという危機的な状況に立たされています。次に敗北すれば、人間界は魔界に征服される運命にあります。そんな中、古代の予言により、ハンゾウの血を引く者が現れ、新たな王者のチームを形成し、魔界の勝利を阻止することが期待されています。
その予言の主人公であるコール・ヤングは、総合格闘技の選手であり、胸にはドラゴンの印を持っています。ある日、彼の幸福な家庭がサブ・ゼロに襲われ、彼はジャックスに救われます。その後、サブ・ゼロとの戦いの中でコールは苦戦し、彼の運命を変える出来事が進行します。
キャスト紹介
この他にも多くのキャストが参加しており、それぞれが個性的な役割を果たしています。特に、リュウ・カンやクン・ラオ、シャン・ツンなど、お馴染みのキャラクターが映画に登場し、ファンには嬉しい内容となっています。
公開と興行成績
映画は当初、2021年3月5日の公開予定でしたが、最終的には
4月23日にようやく公開されました。本作はHBO Maxとの同時公開が行われ、初週に最も視聴された映画として話題になりました。また、公開から数日後の興行成績では初登場11位にランクインし、好評を博しました。
続編の可能性
プロデューサーのトッド・ガーナーは、今後のシリーズ展開についての可能性を説明し、キャラクター新たな物語に焦点を当てる意向を示しています。主演の
ルイス・タンは、成功した場合に続編への出演契約を結んでいることを明らかにしました。監督のサイモン・マッコイドも続編の可能性について前向きな姿勢を示しており、ファンの期待が高まっています。
このように映画『
モータルコンバット』は、アクション性と独特の世界観、高い興行成績を持つエンターテインメント作品として注目されています。今後の続編にも期待が寄せられています。