モータル・コンバット (映画)

映画『モータル・コンバット』について

『モータル・コンバット』（英題：Mortal Kombat）は、1995年に制作されたアメリカのアクション映画で、著名な対戦型格闘ゲームを原作としています。原作ゲームはミッドウェイゲームズが手掛け、映画はそのゲームの人気をもとに作り上げられました。本作は、初代および2作目のストーリーを基にしつつ、キャラクターは1から3までが出てきます。ただし、一部設定にはゲームと異なる点もあり、例えばキャラクターのシャオ・カーンとライデンが兄弟という新しい展開が描かれています。また、この作品の続編として『モータル・コンバット2』も制作されています。主にポール・W・S・アンダーソンが監督を務めました。

あらすじ

この映画は、武術家リュウ・カンを中心にストーリーが展開されます。リュウは、弟を何者かに殺されたことで復讐を誓います。彼は、伝説の闘神であるライデンの導きによって、香港沖の孤島で開催される武術大会“モータル・コンバット”への参加を決意します。この大会は、地球の戦士が魔界の使者たちと戦う場であり、リュウにとっては弟の仇を討つ絶好の機会でもあります。

リュウだけでなく、ハリウッドのアクションスター、ジョニー・ケイジも名声を高めるために参加します。また、女捜査官のソニア・ブレイドも、相棒を殺した犯罪組織の幹部カノウを追いかけて島にやってきます。リュウはシャン・ツンが弟の仇であることに気づき、ソニアはカノウのボスがシャン・ツンであることを知ります。

彼らの前に現れたライデンは、モータル・コンバットが地球の存続をかけた重要な戦いであることを告げます。大会は、シャン・ツンが率いる魔界の戦士たちと、地球を守るための戦士たちが相まみえるもので、シャン・ツンがこの戦いで10回勝利することで地球は彼の手に落ちてしまう運命にあります。実に、彼はすでに9回の勝利を収めています。リュウたち3人は、ライデンから最後の切り札として選ばれ、壮絶な戦いに挑むことになります。

戦いの相手

リュウたちの前には、凶悪な魔界の戦士たちが立ちはだかります。カノウ、スコーピオン（手から蛇状のムチを使う戦士）、冷気を武器にするサブゼロ、4本腕を持つ巨人ゴローなど、個性的で恐ろしい敵たちとの戦闘が繰り広げられます。彼らは地球の存亡をかけて、壮絶な戦闘を交えながら、自らの目的を果たそうとします。

リブート版

2016年にリブートの構想が発表され、2021年4月23日に全米で公開され、日本では同年6月18日に公開されました。新作映画は、北米の映画会社ニュー・ライン・シネマが制作し、プロデューサーとしてジェームズ・ワンが関わりました。監督はオーストラリア出身のサイモン・マコイッドが務めています。

『モータル・コンバット』は、ゲームファンだけでなく、アクション映画としても高い評価を受けており、今なお多くの人々に愛され続けています。

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