モーニング (アルバム)

アルバム『モーニング』の概要

1979年5月1日、CBS・ソニーから岸田智史（現・敏志）の4枚目のオリジナル・アルバム『モーニング』がリリースされました。このアルバムは、当時の音楽シーンにおいて重要な位置を占める作品となりました。

特にヒット曲「きみの朝」は、彼の代表曲ともなり、アルバムの販売を大いに押し上げる要因となりました。「きみの朝」は、TBS系ドラマ『愛と喝采と』の挿入歌としても使用され、多くのリスナーの心を掴みました。この曲を含む『モーニング』は、60万枚以上のセールスを記録し、アルバムとシングルが同時にオリコン1位を獲得する快挙を成し遂げました。

ヒット記録

『モーニング』の登場により、1979年8月6日に発行された『オリコン全国ヒット速報』（現：オリ★スタ）の創刊号では、週間アルバムチャートで1位を獲得しています。当時のシングルチャートでは、さだまさしの「関白宣言」が1位となっていましたが、アルバムはその影響を全く受けずに成功を収めました。この成果は、岸田の才能と音楽の魅力が多くの人々に伝わったことを物語っています。

収録曲の紹介

『モーニング』は、全曲が岸田智史によって作曲されており、さまざまなテーマが取り上げられています。以下に収録曲を紹介します。

Side A

1. きみの朝 - 4分19秒
作詞: 岡本おさみ / 編曲: 大村雅朗
TBS系ドラマ『愛と喝采と』の挿入歌。

2. ガール - 3分56秒
作詞: 岡本おさみ / 編曲: 萩田光雄

3. 昨日をとり戻せ! - 3分34秒
作詞: 岸田智史 / 編曲: 大村雅朗

4. 約束の日 - 3分51秒
作詞: 藤村渉 / 編曲: 大村雅朗
TBS系スペシャルドラマ『あめゆきさん』の挿入歌。

5. きらめいた海 - 4分11秒
作詞: 岸田智史 / 編曲: 萩田光雄

Side B

1. つづれおり - 3分12秒
作詞: 岸田智史 / 編曲: 川村栄二
* NHKドラマ『極楽家族』の挿入歌。

2. 淋しい - 2分54秒
作詞: 岸田智史 / 編曲: 萩田光雄

3. コーヒーシュガーと煙草のけむり - 3分17秒
作詞: 岸田智史 / 編曲: 萩田光雄

4. 泣き笑い - 3分50秒
作詞: 岸田智史 / 編曲: 大村雅朗

5. 冬の光 - 4分32秒
作詞: 岡本おさみ / 編曲: 萩田光雄

このように『モーニング』には、様々な楽曲が収められ、それぞれが異なった感情や物語を表現しています。岸田智史は、音楽を通じて多くの人々の心に響く作品を届けてきました。

発売の背景と意義

アルバム『モーニング』のリリースは、1979年の音楽シーンにおいても重要な出来事でした。数多くのアーティストが活躍する中で、岸田の独自の声と歌詞は、聴衆に新たな感動を与えました。このアルバムは、彼のキャリアの中でも特に注目すべき作品であり、後の音楽活動にも大きな影響を与えることとなります。

岸田智史の『モーニング』は、今もなお多くの音楽ファンに愛され続けており、日本の音楽史の中でも特別な位置を確保しています。

もう一度検索