モーリタニア軍

モーリタニア軍は、モーリタニア・イスラム共和国の独立を守るための軍事組織であり、陸軍、海軍、空軍によって構成されています。兵力は陸軍が1万5,000名、海軍が620名、空軍が250名とされています。

概要

モーリタニア軍は、国の防衛を担う正規軍の他に、内務省の管轄下にある憲兵隊、国境警備隊、沿岸警備隊といった準軍事組織も存在します。これらの組織は、国内の治安維持や国境警備、沿岸警備といった任務を遂行しています。

データ

2007年の軍事予算は1,860万ドルです。兵役は徴兵制であり、期間は2年間と定められています。

歴史

モーリタニア軍は、モーリタニアがフランスから独立した1960年に創設されました。当初は小規模な軍隊でしたが、周辺国の紛争や国内の治安情勢の変化に対応するため、徐々に規模を拡大してきました。近年では、テロ対策や国境警備の強化に重点を置いています。

組織・編制

陸軍

陸軍は、モーリタニア軍の中核を担う組織であり、以下の編制となっています。

機甲大隊×1
機械化偵察中隊×1
駱駝騎兵大隊×2
機械化歩兵大隊×7
歩兵大隊×8
コマンド/空挺大隊×1
砲兵大隊×3
対空砲兵中隊×4
工兵中隊×1
警護大隊×1

海軍

海軍は、モーリタニアの領海警備や海上での警備活動を担っています。ヌアディブとヌアクショットに基地が有ります。

所属艦艇についてはモーリタニア海軍艦艇一覧を参照してください。

空軍

空軍は、モーリタニアの領空防衛や輸送任務を担っています。保有機体は以下の通りです。

セスナ337×2
FTB-337×2
BN-2×5
BT-67×1
PA-31×2
Y-12×2
SF-260×4

関連項目

モーリタニア
各国の軍隊の一覧

参考文献

International Institute for Strategic Studies(IISS),The Military Balance 2008

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