ヤニナ・ウィックマイヤー

ヤニナ・ウィックマイヤーは、1989年10月20日生まれのベルギー出身の女子プロテニス選手です。9歳からテニスを始め、2004年にプロ転向。2007年からはフェドカップのベルギー代表としても活躍しています。

プロ入りと初期のキャリア

ウィックマイヤーは、2008年の全仏オープンで4大大会に初出場。同年6月にはエイゴン・クラシックで初のツアー決勝に進出しましたが、惜しくも準優勝に終わりました。

2009年 全米オープンベスト4

2009年はウィックマイヤーにとって飛躍の年となりました。5月のエストリル・オープンでツアー初優勝を飾ると、全米オープンでは快進撃を見せ、初のベスト4に進出。準決勝でキャロライン・ウォズニアッキに敗れはしたものの、その実力を世界に示しました。この活躍により、ランキングも急上昇し、トップ20入りを果たしました。

ドーピング問題と復帰

しかし、同年11月、世界アンチ・ドーピング機関から居場所確認を怠ったとして1年間の出場停止処分を受けます。ウィックマイヤーはこれを不服とし、裁判所に訴え、処分の差し止めを勝ち取りました。2010年には、オークランド大会で優勝し、見事復帰を果たしました。

オリンピックとその後

2012年のロンドン五輪にベルギー代表として出場。2013年には、BGLルクセンブルク・オープンで初のダブルスタイトルを獲得しました。2015年には、ジャパン女子オープンテニスで5年ぶりのツアー4勝目を挙げています。

プレースタイルと特徴

身長182cmの恵まれた体格から繰り出すパワフルなストロークを武器に、アグレッシブなテニスを展開します。特に両手打ちのバックハンドは、彼女の大きな特徴の一つです。

主な戦績

WTAツアー シングルス：5勝
WTAツアー ダブルス：2勝
* 全米オープン シングルス：ベスト4 (2009年)

ヤニナ・ウィックマイヤーは、ベルギーを代表するテニス選手として、長年にわたり世界の舞台で活躍を続けています。

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