ヤニ・リーマタイネン

ヤニ・リーマタイネンについて

ヤニ・リーマタイネン（Jani Liimatainen）は、1980年9月9日にフィンランドのケミで生まれたギタリストです。彼は現在、ケインズ・オファリングというバンドで活躍しており、過去にはソナタ・アークティカの主要なメンバーとしても知られています。

音楽への道のり

リーマタイネンは、12歳の時にガンズ・アンド・ローゼズやメタリカといったバンドに触発されてギターを始めました。当初はオーソドックスなロックスタイルを掲げていましたが、イングヴェイ・マルムスティーンの音楽に出会ったことで、彼のギタープレイに大きな変化が訪れました。以降、彼は1日あたり6〜10時間もの練習を重ね、高度な演奏技術を身につけていきます。

バンド活動の始まり

1996年、リーマタイネンはTricky Beansというバンドに加入します。これは彼にとって本格的なバンド活動の始まりでした。その翌年、バンド名をTricky Meansに改名し、最終的にはソナタ・アークティカとしてデビューすることになります。彼らはメロディックでドラマティックなパワーメタルのスタイルを確立しました。

1999年には、4曲入りのデモを制作し、これがフィンランドのスパインファーム・レコードに注目されて契約に至ります。デビューアルバム「Ecliptica」は同年秋にリリースされ、翌年には日本盤も世に出ました。その後も4枚のアルバムをリリースし、リーマタイネンのギタープレイはソナタ・アークティカのサウンドに欠かせない要素として高く評価されました。

脱退とその後

しかし、2007年8月、リーマタイネンは音楽的な方向性の違いや自身の兵役問題により、ソナタ・アークティカを脱退することとなります。その後、同年10月にはポール・ディアノのフィンランドツアーに参加するなど、音楽活動を続けました。

2009年には新しいバンド、ケインズ・オファリングを結成し、アルバム『Gather the Faithful』をリリースします。このバンドでも彼のギタリストとしての才能は十分に発揮され、また日本のメタルフェスティバル「LOUD PARK」への参加を果たすなど、本格的な音楽シーンに復帰しました。

その後の活動

2015年には、インソムニウムのライヴセッションギタリストとしてツアーに参加しました。また、2017年には元ナイトウィッシュのボーカリスト、アネット・オルゾンと共に「ザ・ダーク・エレメント」というプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトでは二枚のスタジオアルバムをリリースし、ジャパンツアーも成功させるなど、多彩な活動を展開しています。

彼の公式ウェブサイトもあり、音楽活動に関する最新情報を得ることが可能です。音楽に対する情熱と卓越した技術を持つヤニ・リーマタイネンの今後の活躍にも、是非注目していきたいところです。

公式サイト

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